SNS集客の成功事例23選!失敗しないためのSNSマーケティングとは

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【この記事の内容】

  1. SNS集客での成功事例

今や国内だけでも8,000万人が何かしらのSNSを利用していると言われています。

つまり言い換えると、SNS上にはそれだけの潜在顧客がいるということになります。

しかし、いきなりSNSで集客しようと思っても、不安が付きまといますよね。

そこで今回は、実際にSNS集客で成功している事例を10こピックアップしました。

参考にできるところがあればぜひ、自身のSNS集客にも取り入れてみてください。


まっきー/太ったSNSマーケター

1993年生まれ。SNS集客、SNS運営に関する情報を発信しています!4桁フォロワーのアカウントを2つ運用しています。その他にも、SEOディレクション、サイトディレクション、フォームマーケなどにも携わるWEBマーケターです。
Twitter/@mackeysns4150

集客にはSNSを活用するのが吉!

まず最初に言っておきたいのが、SNSを活用することで集客の効果向上が見込めるということです。

近年、SNSの利用が急激に広がり、国内では若年層を中心にほとんどの人が何かしらのSNSに触れている現状があります。

つまり、SNSで集客をするということは、渋谷のような人混みの中で声掛けをしているようなものなのです。

ただし、SNSが多くの人に利用されているということは、その利用している人の性質も様々であるということです。

なので、自分がアプローチしたい人たちがより多く利用しているSNSを選ぶというのもSNS集客を成功させる重要なポイントとなります。

結論としては、SNSを活用した集客は非常に効果的ではあるものの、むやみやたらにやればいいというものではないということですね。

SNS集客については「効果的なSNS集客方法とは?おすすめのやり方やコツをご紹介!」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

SNS集客の成功事例24選

SNS集客が効果的だということが分かったところで、実際にSNS集客で成功している事例を見ていきましょう。

Twitterの成功事例

SNS集客でよく活用されるTwitterですが、その分競合も多いため、効果を出すためには様々な工夫が必要となります。

他社がどのような企画を実施しているのかをぜひ参考にしてみてください。

Pocky Japan

ポッキーは江崎グリコが発売しているお菓子で、世界的に人気のある商品です。

Twitterでポッキーとしてのアカウントが運用されており、その中で1日にどれだけの人が「ポッキー」を含むツイートをしたかでギネス記録を狙おうという企画が行われました。

元々200万件のtweetを目標に始まった企画でしたが、最終的には300万件ものtweet数を集めたそうです。

Twitterを通して顧客との距離を縮められた上に、非常に話題性のある企画だったことから多くのメディアでも報じられ、その結果WEBでの検索数も増えました。

この企画に感化されたプリッツでも同様の企画を行い成功を収めています。

元々の知名度の高さもありますが、話題性を集めて顧客との距離を縮めた成功事例です。

ポッキーの公式Twitterはこちら

無印良品

無印良品では、SNSを利用した様々な施策を実施しています。

例えば、SNSのリアルタイム性を活かした施策として、Twitterに貼ったリンクからしか入れないタイムセールのサイトをオープンさせたというものがあります。

無印良品のSNSをフォローしておけばこういった特典が受け取れるということを示す機会となり、また売上も数十万と大好評の企画となりました。

さらに、SNS限定のクーポンを配ることで、どれだけの人がSNS経由で購入をしているのかを調査したりなど、様々な形でSNSを活用しています。

その他にも、無印良品の商品を使ったコンテストを不定期に開催していたり、おすすめ商品を紹介したりなど、積極的なSNS運用を行っています。

無印良品の公式Twitterはこちら

SHARP

電化製品などを多く販売しているメーカーのSHARPは面白いTwitterの活用の仕方をしている企業です。

投稿内容は企業が運用しているとは思えないようなフランクで親しみやすい内容となっており、一般ユーザーからも非常に人気のあるアカウントです。

ガールズ総合研究所の調査結果によると、10代女性が「最も好感を持った企業のSNSアカウント」としてSHARPの名前が挙げられたそうです。

SHARPのアカウントでは他社の製品を積極的に紹介したり、人気の投稿にも反応したりと「一般ユーザーに近い存在」としてSNSを運用しています。

企業が運営しているTwitterアカウントの中でもトップクラスの人気を誇っており、一般ユーザーからも「シャープさん」の愛称で親しまれています。

消費者と目線をそろえることで、消費者に寄り添った企業という立ち位置を確立した成功事例ですね。

SHARPの公式Twitterはこちら

Pepsi(ペプシ)

ペプシコーラはサントリーフーズ株式会社が製造・販売を行っている大人気清涼飲料水です。

Twitterでは、Pepsi(ペプシ)としてアカウントを運用しており、数多くのフォロワーを抱えた人気アカウントとなっています。

ペプシが行った施策の中でも、最も話題となったものが、「#本田と勝負祭り」という名のキャンペーンです。

人気サッカー選手の本田圭佑さんがTwitterのユーザーと「じゃんけん」「カードバトル」「コイントス」といった勝負をし、ユーザーが勝負に勝利することでペプシコーラが無料でもらえるといったユニークな内容でした。

これらの勝負は仕組みも非常に面白く、例えばじゃんけん勝負の場合、「#本田に〇〇(グーorチョキorパー)で勝つ」と書いて投稿するとすぐに勝敗が自動で送られてくるといった形になっていました。

この勝負は一日一回挑戦することができましたが、本田圭佑さんがあまりに強くてなかなか勝てないというところからも反響が広がり、テレビにも取り上げられるほど話題になりました。

また、このキャンペーンは「平成最後のバズ」とも呼ばれ、約400万人ものユーザーが参加したこともあり、ペプシのフォロワー増加や売上向上に大変貢献したようです。

ユニークな企画で多くのユーザーを惹きつけた素晴らしい事例ですね。

Pepsi(ペプシ)の公式Twitterはこちら

とんかつ専門店 かつや

かつやはとんかつ専門の外食チェーンです。

ボリュームのあるカツが特徴的で、カツの全部乗せというメニューは見た目にもインパクトがあるため、多くの人がSNSで画像を投稿しています。

かつやではTwitterをメインで運用しており、一般ユーザーが投稿した自社商品の投稿をRT(リツイート)しているのが特徴です。

一般ユーザーはやはり「公式アカウントに見つけてもらってRTされると嬉しい」という感情が働くので、かつやは自分の投稿を見てくれたということで親密度が高まります。

これにより、顧客との距離を縮めることができる上に、そのRTを見た他の一般ユーザーが「私も投稿すれば公式にRTしてもらえるかも」と新たな口コミを書き込んでくれるというループが生まれ、その結果、多くの口コミを獲得できるのです。

RTまでしなくても、一般ユーザーはいいねされるだけでも嬉しいものですので、自社名や自社の商品で検索をしてそういった投稿を探してみるといいかもしれませんね。

とんかつ専門店 かつやの公式Twitterはこちら

株式会社ローソン

全国に店舗を持つ大手コンビニエンスストアのローソンはTwitterをメインでSNS運用をしています。

ローソンは2019年3月にバスク風チーズケーキ、通称「バスチー」というとても印象的な名前のデザートを発売し、販売開始3日で100万個を売り上げました。

このバスチーは今やローソンの主力デザートとなっていますが、実は「SNSでシェアしたくなる商品」を目指して作られたのです。

そのため、SNSでシェアしてもらうために「バスチー」というキャッチーな商品名やSNS映えする印象的な黄色のパッケージにされております。

結果的にSNSでバズったわけではなく、最初からSNSでシェアされることを前提として作られた商品だからこそのヒットだといえるでしょう。

株式会社ローソンの公式Twitterはこちら

Instagramの成功事例

おしゃれな投稿が好まれるInstagramでは、ビジュアルで印象に残るような施策をしている企業が多いですね。

写真の撮り方や、どういった画像が好まれるのかなどの傾向はつかめると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

スターバックス

スターバックスは特にSNSを上手く活用している企業で、多くの企業にその活用方法が手本とされています。

スターバックスでは季節限定商品が毎月発売されるのですが、その商品宣伝をTwitterやInstagramで告知することにより、日ごろからスターバックスを利用するユーザーに情報を発信するとともに、目新しい商品を非利用者や利用頻度の低いユーザーにもアプローチしています。

スターバックスのメニューはSNS映えする商品が多いこともあり、若者たちがこぞってSNSにアップするため、口コミ効果も非常に大きいです。

SNS映えするように、春には「桜」をモチーフに、バレンタインには「チョコレート」をモチーフにするなど、季節感が伝わりやすいような商品設計になっているのも特徴的です。

そのため、普段スターバックスを利用しないユーザーも、その特徴的な商品を見て購入意欲が掻き立てられ、実際に季節限定商品の発売直後は行列ができるほどです。

スターバックスの公式Instagramはこちら

ハーゲンダッツ

ハーゲンダッツでは、Instagramを使って過去に発売していたフレーバーの人気投票を行い、ランキング1位になったフレーバーを投票した人の中から抽選で1,000名にミニカップ12個をプレゼントするという企画を行っていました。

この企画では、投票数が16万票を超え、非常に注目を集める企画となりました。

企画中も、投票結果を途中まで見せて、その後は非表示にするなどユーザーの興味をそそるような工夫がされていました。

普通にクーポンを配るような施策ももちろん需要はありますが、こういった企画をすることでクーポンを配る以上に「面白み」を提供することができるため、話題にもなりやすいです。

ちなみに、Instagramのコミュニティガイドラインでは、現金や現金に相当するモノを提供する事について制限が強まっていますのでs、なにかプレゼント企画などを行う際にはコミュニティガイドラインに違反しないよう注意しましょう。

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「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物の提供を申し出たりしないでください。

誤解を招く偽のユーザーレビューや評価の提供、勧誘、取引に関与したり、これらの行為を促進、奨励、助長、承認するようなコンテンツを投稿しないでください。

出典:コミュニティガイドライン|Instagramヘルプセンター
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ハーゲンダッツの公式Instagramはこちら

Nissan

Nissanは日本を代表する自動車メーカーで、Instagramをメインで運用しています。

基本的には自社の商品である車の写真を投稿するスタイルとなっており、非常に多くのフォロワーを獲得しています。

ただ車を撮影するだけではなく、モデルの起用や美しい風景をバックに撮影したりなど、車をより魅力的に見えるような工夫がされており、ユーザーにも「スタイリッシュでかっこいいブランド」という印象を持たせることに成功している事例です。

また、自社ブランドの車に乗っている一般ユーザーの投稿を自社アカウントに「リポスト」することで、顧客とのコミュニケーションをとりつつ、コンテンツ作成の負担を軽減しているという点も非常に参考になります。

ブランディングを確立させながらも顧客とのつながりも深め、さらに自社の運用負担も減らすというこれ以上ないSNS集客の成功事例といえるでしょう。

Nissanの公式Instagramはこちら

青山商事株式会社

青山商事株式会社はスーツブランドとして人気を博す「洋服の青山」を展開している企業です。

洋服の青山では女性用のスーツも販売されていますが、なんとなく「成人男性向けのスーツ」をイメージする方が多いのではないでしょうか。

洋服の青山は、そんなイメージを覆す「洋服の青山【ガールズアカウント】」としてInstagramの運用を行っています。

ガールズアカウント以外にも「洋服の青山公式【メンズアカウント】」や「洋服の青山【レディースアカウント】」も運用していますが、フォロワー数やいいね数はガールズアカウントが圧倒的に勝っているという状況です。

ガールズアカウントは、10代~20代の女子学生をメインターゲットとして運用されており、ブランドイメージとは離れてしまっている層に対して、SNSの特徴を生かしてうまくアプローチしています。

ちなみに、投稿内容としては、

・学生注目!リュックアレンジ!
・映えフォト確定スポット紹介
・好きなプリ機ランキングトップ5

といった、女子高生や女子大生の興味を惹くような内容となっているのが特徴です。

ターゲットが本当に必要としているコンテンツを提供することで、自社ブランドのイメージとギャップがある層にもアプローチを成功させたいい事例です。

洋服の青山【ガールズアカウント】のInstagramはこちら

西武池袋本店

西武池袋本店では、店舗の営業情報に関する告知をするアカウントとイベント情報などを発信するアカウントがそれぞれ別々に存在します。

これにより、普段から店舗を利用するユーザーだけではなく、大型店舗でのイベントに興味のあるユーザーの集客にも効果を発揮しています。

また、投稿内容にはイベントの内容だけではなく、イベントの開始時間や終了時間といった本来であればホームページの確認が必要な情報も併記することで、ユーザーの利便性を高めています。

さらに、イベントで取り扱う商品について、その用途の紹介まで行っているため、商品内容だけでは購入につながりづらい潜在層にもしっかりとアプローチできている点が特徴的です。

西武池袋本店の公式Instagramはこちら

ネスタリゾート神戸

ネスタリゾート神戸は自社のアカウント運用だけではなく、神戸のイベントを紹介するアカウントの投稿で自社を紹介してもらうことにより、自社に興味のあるユーザーに限らず、兵庫県や近隣に住んでいるユーザーにもアプローチすることに成功しました。

地域ごとのまとめアカウントなどがある場合、そこで紹介してもらうことでまだ自社を知らない潜在層にもアプローチすることができます。

自社のアカウントにこだわらず、他アカウントで自社を紹介してもらうという手法は集客の効果を高めるのに非常に有効です。

この神戸のイベントを紹介するアカウントは、「#兵庫県」というハッシュタグに加えて「#japan」や「#kobe」などの外国人観光客に向けたハッシュタグも使用している点も特徴的です。

観光地になりえる商売をしている場合は、日本だけにこだわらず、外国人にも診てもらえるような工夫をすると、より集客効果を高めることができるでしょう。

また、自社のアカウントも持っている場合は、紹介してもらった投稿に自社のアカウント情報も載せてもらうことで、自社アカウント自体も強化することができます。

ネスタリゾート神戸の公式Instagramはこちら

ホテルSetting the Scene

デザイナーズホテルやレジャーホテルとして有名なホテルSetting the Sceneは、一般的なホテルよりも高級で、非常におしゃれな内装が特徴です。

画像や動画で非常に映えるため、Instagramとの親和性がとても高く、実際にも数あるSNSの中でInstagramを有効に活用している企業でもあります。

また、LINEも並行して活用しており、Instagramの投稿には公式LINEと友達になればクーポンがもらえるという内容を記載して、LINEの友達も増やしていけるような施策を実施しています。

SNSを利用しているユーザーの中には、複数のSNSにアカウントを持っている人もめずらしくありませんが、全てを均等に利用している人は少ないです。

つまり、Instagramで繋がっていても、その人がメインで使っているのはTwitterかもしれないということです。

なので、ホテルSetting the Sceneのように複数のSNSで繋がれるような戦略をとることが、自身の投稿をしっかりと見てもらいやすくなることに繋がります。

複数のアカウントを持っている企業は、それぞれのプロフィール欄に他のSNSアカウント情報を載せたり、他SNSでのお得情報を発信するなどして、全てのアカウントのフォロワーを増やしていけるようにするといいでしょう。

ホテルSetting the Sceneの公式Instagramはこちら

ノードグリーン

ノードグリーンは北欧の腕時計ブランドで、日本でも販売を行っています。

そんなノードグリーンは、インフルエンサーをうまく活用して若年層への効果的なアプローチを成功させている企業です。

ノードグリーンでは、自社の商品を15%引きにするクーポンをインフルエンサーに発信してもらっています。

クーポンの告知をする際に、自社のアカウントではなくインフルエンサーのアカウントに投稿してもらうことで、まだ自社に興味を持っていない潜在層にアプローチすることができます。

また、投稿したインフルエンサーのファンが、「その人と同じものを購入したいと思っているが、金銭的に購入が難しい」という場合に、クーポンがあるならこの機会に購入してみようという行動を促す効果もあり、自社アカウントだけでは得られない効果も期待できます。

インフルエンサーを活用した集客は店舗自体の宣伝やイベント情報の宣伝をイメージしがちですが、こういった特定の商品に関する宣伝やそのクーポン情報の発信というのも非常に効果的であることを示したいい事例ですね。

ノードグリーンの公式Instagramはこちら

アイズ・プロダクション

アイズ・プロダクションは様々なイベントを企画している企業で、自社が関与したイベントはInstagramで告知しています。

ネスタリゾート神戸の事例でお話しした、「神戸のイベントを紹介するアカウント」の立ち位置にいる企業ですね。

アイズ・プロダクションにイベントの企画を依頼した企業は、クオリティの高いブースを作成してもらったり、イベントの告知をしてもらえるというメリットがあり、逆にアイズ・プロダクションは他企業からの依頼を集められるというwin-winの関係になっています。

イベントを開催する際は、こういったSNSの効果も見越して、外部に企画やブースの作成を依頼するのも1つの方方法です。

アイズ・プロダクションの公式Instagramはこちら

東北カレーフェスティバル

東北カレーフェスティバルはその名の通り、東北地方で様々なカレーが食べられるイベントになります。

主にInstagramを利用しており、若年層への効果的なアプローチに成功しています。

こういった飲食系のイベントには若年層だけでなく、家族連れもターゲットにはなりますが、そういった層は開催場所の三井アウトレットパークに来場した際やタウン誌、テレビなどで情報を入手していることが多く、SNS以外で集客ができているようです。

こうしたグルメイベントの集客にSNSを活用すると、開催日ごとの臨場感ある雰囲気をリアルタイムで伝えられたり、ハッシュタグを使って当日食べたものを口コミとして書き込むことでより多くの人にイベントの魅力を伝えることができます。

また、SNSのリアルタイム性を利用して雨天中止などの情報も発信できるため、今までアナウンス方法に悩んでいた主催者の悩みも解決できるとともに、誤って来場してしまうといったすれ違いも起きにくくなるというメリットもあります。

東北カレーフェスティバルの公式Instagramはこちら

Kousukeさん

KousukeさんはSAKAKOUの代表をしている美容師さんです。

主にInstagramを活用しており、フォロワー数も個人としては驚きの約10万人となっています。

投稿内容は主にヘアメイク画像やヘアアレンジ動画などで、一つ一つのクオリティが高いにも限らず、高頻度で更新がされているのも特徴です。

また、ストーリーズでは成人式のヘアセット予約受付やセミナーなどの告知をするなど、宣伝にも積極的に活用しています。

Instagramは画像というイメージがあるかもしれませんが、動画もよく見られるコンテンツですので、動画で伝えられる魅力があるのであれば、積極的に活用していくといいでしょう。

Kousukeさんの公式Instagramはこちら

ベリーの森小田原

ペリーの森小田原は、神奈川県小田原市にあるイチゴ農園です。

くだもの農園はくだものというわかりやすいモチーフがあるので、画像で情報を伝えやすく、また見る人も画像を見るだけで十分に魅力を感じることができるので、SNSでの発信がやりやすいです。

しかし、このペリーの森小田原ではそういった画像での訴求だけではなく、実際に現地で写真を撮りたくなるような「インスタ映えスポット」を用意してSNSに発信することで、インスタ映えスポットを求めている若者に対して効果的なアプローチをしています。

いちご狩りができる農園は全国にたくさんありますが、インスタ映えスポットのあるイチゴ農園はほとんどないため、美味しいイチゴも食べられる上に、インスタ映えする写真も撮れるという付加価値で新たな顧客を獲得しています。

こうしたSNSの普及があったからこその付加価値を付けて集客するというのも効果を高める方法の一つですね。

ペリーの森小田原の公式Instagramはこちら

ひかりのあとりえ

ひかりのあとりえは、鹿児島市でベビーマッサージの教室を開いている団体です。

教室での団体授業だけでなく、個人授業や出張授業にも対応しているため、大勢で授業を受けるのが苦手な方や忙しくて訪問できない方からも人気のある教室です。

ひかりのあとりえではInstagramを活用することで知名度アップに成功しています。

子育てをする男性を指す「イクメン」が流行語にノミネートされるなど、近年では男性の育児参加も珍しくはありませんが、それでもやはり女性が育児を行っていることの方が多いのが現状です。

そんな中、Instagramの利用者層は10代~30代の女性が多く、ひかりのあとりえのターゲットとなる育児中の女性層とも合致しています。

また、妊娠中から産後にかけての女性は自分の時間が確保しづらいことから、テレビや雑誌の広告ではなかなか目に届かないというケースも少なくありません。

ですが、Instagramであれば妊娠前から継続的に利用している可能性が高く、忙しい中でも気分転換として利用している人が多いことから、集客効果は十分見込めます。

このように、ターゲット層のライフスタイルも考えてSNS運用をすると集客効果も高まるでしょう。

ひかりのあとりえの公式Instagramはこちら

Facebookの成功事例

他のSNSと比較すると高年齢層の利用が多いFacebookですが、その特徴を活かして効果を発揮している企業もあります。

SNS集客と聞くとTwitterやInstagramから始めがちですが、成功している事例を参考にして、効果が出せるかどうかの参考にしてみてください。

Relux

Reluxは株式会社LocoPartnersが運営している宿泊予約サービスです。

主にFacebookを活用しており、その中でもFacebook広告を積極的に配信することで、ターゲットのユーザーに狙い撃ちでアプローチをしています。

Facebook広告は、広告を配信するユーザーについて細かく設定することができ、年代や性別、職業、役職といった情報をもとに、自社のターゲットになるユーザーを狙ってアプローチできます。

また、過去の投稿をそのまま広告として再利用することもできるので、評判の良かった投稿を選んで広告の効果向上につなげるといった使い方も可能です。

Reluxの広告では、言葉よりも視覚的に訴えかけるような美しい旅館の写真をメインにしており、何気なくタイムラインを眺めていた人の目にも留まるような内容となっています。

Facebookのユーザー層である30代~50代の高年齢層にはReluxのような質の高い旅館を宣伝するのに最適です。

最近ではTwitter、Instagramが目立ってはいますが、これらとは違うユーザー層がFacebookに居たりもするので、自身の業態には何が適しているかをしっかりと考えたうえで運用するSNSを決めてみてください。

Reluxの公式Facebookはこちら

京都機械工具

京都機械工具は工具メーカーというかなりニッチな業界ではありますが、そのコアな世界を利用して、Facebookで人気を博しています。

京都機械工具では、Facebookで数多くの施策を実施しており、そいうった積極的なSNSの活用も成功の秘訣かもしれません。

▼京都機械工具で実施されている施策例
・写真や動画を使った投稿(毎日)
・投稿に寄せられたほぼ全てのコメントへ返信
・アンケート
・新商品プロモーション、オリジナル商品の販促活動
・KTCメールマガジン
・製品ギャラリー
・企業サイトへの誘導
・工具に関するユニークな企画(KTCトリビアクイズなど)
・京都機械工具株式会社への質問募集

Facebookの閉鎖的なコミュニティという特徴を生かした施策が数多く実施されており、コアなファンを獲得しております。

また、工具という堅い印象のある分野で、その堅苦しさを感じさせないようなコンテンツを提供していることも特徴の一つです。

自身の業界ではSNSは向いていないと決めつけてしまっている方には、ぜひ参考にしていただきたい事例ですね。

京都機械工具の公式Facebookはこちら

TikTokの成功事例

ここ最近ユーザー数が急上昇しているTikTokですが、ここから多くの流行が生まれるなど、若年層を中心として利用が広がっています。

集客として活用されたのが最近からなのでまだ事例は少ないですが、今後必ず伸びてくるSNSですので、ぜひ参考にしてください。

ドミノ・ピザ

誰もが知っているピザブランドのドミノ・ピザは、現在急成長中のSNS「TikTok」を活用しています。

TikTokは1分以内のショートムービーを使って投稿をするSNSで、学生をメインとした10代、20代というどのSNSよりも若い層が利用していることが特徴です。

ドミノ・ピザではTikTok広告を活用しており、「ハッシュタグチャレンジ」という特定のハッシュタグ(#〇〇)を設定し、そのハッシュタグに関連する投稿をユーザーに促すという形のものを採用しています。

以前配信された広告の例としては、「#ドミノチーズ100万」というハッシュタグを設定した広告を配信したことで、ドミノ・ピザのチーズをふんだんに使ったピザを魅力的に見せるような投稿が数多く投稿されていました。

また、有名なTikToker(TikTokで活動するインフルエンサー)にも同ハッシュタグでの投稿を依頼することで、そのTikTokerのフォロワーにもハッシュタグチャレンジへの参加を促すことができ、非常に話題となりました。

広告は企業が一方的に情報を発信するものが多いのに対し、ユーザー参加型のコンテンツにすることで、広告だということを感じさせない手法として参考にできる事例となっています。

ドミノ・ピザの公式TikTokはこちら

YouTubeの成功事例

動画配信サービスとして全世界で非常に多くのユーザーを抱えるYouTubeですが、いきなりYouTubeだけで新規顧客を獲得するのが難しいこともあって、事例はあまり多くありません。

しかし、動画によってさらに魅力を伝えることができる場合もあるため、活用できるケースも少なくないため、ぜひ参考にしてください。

Indeed Japan株式会社

Indeed Japan株式会社は求人検索エンジン「Indeed」を運営しています。

Indeedは、世界的人気漫画「ワンピース」とのコラボCMを公開し、大きな話題を集めました。

このコラボCMはまず、テレビでCMを公開した後、YouTubeにてそれらをまとめた長尺のCMを公開しました。

これにより、テレビCMを見て「他のCMも見たい!」「もう一度あのCMを見たい!」というユーザーを取り込むことに成功しました。

YouTubeにアップされた動画は瞬く間に再生回数を増やし、2021年5月時点で491万回の再生回数を誇る動画もあるほどです。

また、ワンピースのメイン読者層は20代の男女であり、転職を始める年齢層も24~26歳が最も多く、全体の7割が20代とも言われているため、Indeedがアプローチしたいターゲットとも合致しています。

狙っているターゲット層に大して強い影響力を持つインフルエンサーを起用することで、SNS集客を成功させたいい事例ですね。

Indeed Japanの公式YouTubeはこちら

SNS集客での成功事例はたくさんあります!

ご紹介してきた事例以外にも、SNS集客で成功している事例はたくさんあります。

また、本記事でわかる通り、必ずしも大企業ばかりが成功しているわけでもありません。

SNS集客は工夫次第で多くの可能性を秘めています。

この記事の事例を参考に、ぜひSNS集客を実施してみてはいかがでしょうか。