こんにちは!ウェブ解析士のかずたか(Twitter:@kazutaka_wmn)です!
【このページの内容】
- SEOの仕組みや考え方がわかる
- 検索順位を上げる必須10項目がわかる
ウェブ集客で多くの方が取り組むSEOですが、やってみると結構難しいですよね。
なかなか順位が上がらない!効果が出ない!と悩んでいる方も多いと思います。
このページでは、SEOで順位を上げる10つのポイントについて紹介します。
尚、SEOに関しては、
「SEOキーワード選定の方法とコツ!無料で使えるツールも紹介」
「ホームページ集客の方法!必ず抑えたいSEOの設定と成功させるコツ」
でも詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください!

かずたか@ウェブ解析士
SEO、MEO、コンテンツマーケティングが専門のWEBディレクターです。オウンドメディア集客が得意で、1年間でPV数200%UP、問い合わせ数270%UPなど実績も多数。中小企業や個人向けの集客ノウハウを発信しています。 【保有資格】ウェブ解析士協会 認定ウェブ解析士、全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Twitter/@kazutaka_wmn
目次
そもそもSEOとは?基本的な考え方
SEOの具体的なポイントに入る前に、そもそもSEOとは?というところをおさらいします。
SEOとは?
SEOとは、検索エンジンからサイトへの流入を増やすためにおこなう対策のことです。
検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の頭文字をとってSEOと呼ばれます。
SEOの基本的な考え方
そもそも、Google検索やYahoo!検索はなんのためのツールでしょうか。
これらは検索エンジンであり、ユーザーが知りたい情報にスムーズにたどり着けるように提供されたツールです。
つまり、集客をするために提供されたツールではないということです。
(厳密にいうと検索連動型広告などもありますが。。。)
ということは、検索連動型広告やディスプレイ広告など、集客用に提供されているといったツールと比べると、遠回りの施策であるということは理解をする必要があります。
また、仕事でクライアントさんと話をしていると、
「集客に費用はかけられないからSEOやりたいんだよね~」
「ウェブ広告は難しいそうだから、SEOやりたいんだよね~」
といった話をされる方がいます。
しかし、上でも述べた通りSEOを活用した集客は、遠回りの施策です。
そのため、SEOに本気で取り組むとそれなりに費用は必要ですし、日々変わるアルゴリズムを追いかけて勉強をする必要もあります。
このSEOの基本的な考え方を理解しているか否かで、結果が出るまでの時間も大きく変わって来ますので、まずはご理解いただきたいと思います。
検索順位の仕組みについて
SEO対策の第一歩は、検索順位を決める仕組みを理解することです。
検索エンジンの基本知識と検索順位が決まる仕組みについて紹介します。
日本における検索エンジンのシェア
2020年現在、日本ではGoogle検索、Yahoo!検索、Bingなどいくつかの検索エンジンが使用されています。
以下の数字は各検索エンジンのシェアです。
Yahoo! 12%
Bing 7%
Other 1%
参照元: Desktop Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
上記を見ていただいておわかりの通り、「Google」「Yahoo!」「Bing」の3つの検索エンジンで99%を占めています。
つまり、検索対策を行う場合は、Google検索に対する対策を行えば8割の検索エンジン対策ができると言うことです。
更に12%シェアを占めるYahoo!検索も、実はGoogle検索の仕組みを利用しています。
したがって、Google検索を理解し対策を行えば、Yahoo!検索もカバーできるため、検索エンジンの92%を網羅できることになります。
これからSEO対策を行う方は、Google検索の仕組みを理解して対策を行うようにしましょう。
Google検索の順位の仕組みについて
続いて、Google検索における順位の仕組みについて紹介します。
Google検索で、キーワードを入力すると関連する検索結果が表示されます。
ご存知の通り、一覧で検索結果が表示されますので、上位に表示される方がクリックされる確率は高くなります。
では、どのような仕組みで順位を選んでいるのでしょうか。
実は、Google検索の順位を決める仕組みについては明らかにされていません。
しかし、Google検索についてGoogleはこのように述べています。
Google はいつでも、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しています。
引用:「Google 検索の仕組み」
つまりGoogle検索では、検索されたキーワードに対して、有益で関連性の高い情報が記載されているかを評価し、検索順位に反映する仕組みとなっています。
検索順位を上げるために知っておきたい2つの「ガイドライン」
Google検索では、検索されたキーワードに対して、有益なページと判断されたページが順番に表示される仕組みとなっています。
では、有益なページとはどのような記事のことをいうのでしょうか。
その答えは、Googleが公開している「SEOスターターガイド」、「品質に関するガイドライン」などを確認することで見えてきます。
SEOスターターガイドの内容
まずは、Googleが公開するSEOスターターガイドの内容から紹介します。
元の記事は中級者、上級者向けの専門的な内容も含みますので、初心者の方に必要な部分だけ解説します。
有益なコンテンツを制作する
先にも紹介したとおりSEOにおいて最も重要なことは、見る人にとって有益なコンテンツを制作することです。
有益なコンテンツは、そのテーマによって変わります。
例えば、料理のレシピを紹介するサイトがあったときに、文字だけで説明されたサイトと、動画や写真で解説されたサイトとどちらがわかりやすいと思うでしょうか。
また、法律に関するサイトがあったときに、どこの誰かわからない匿名のライターが書いた記事と、弁護士の資格を持ち顔写真を公開し、実名で書いた記事のどちらが読みたいでしょうか。
このようにユーザーにとって有益な記事と言うのは、テーマに沿って変わります。
そのため、一括りに考えてしまうのではなく、ユーザーの立場に立って、有益なコンテンツとは?と考えるところから始める必要があります。
ユーザーの信頼を得られるようなサイトにする
大企業が運営するサイトと、無名のブロガーが運営しているサイトとどちらが信頼を得やすいでしょうか。
また、会社名、住所、連絡先が明記されたサイトと、運営者情報や連絡先など何も掲載されていないサイトとどちらが信頼を得やすいでしょうか。
SEOでは、個別記事の内容だけではなく、”サイト全体”で信頼のおけるサイト作りをすることもSEOの重要なポイントです。
画像を最適化する
SEO対策で意外と忘れがちなのが、画像の最適化です。
WordPressやブログサービスを利用してサイト制作を行うときに、グラフや写真、イラストなどを利用するこも多いと思います。
ウェブ上で表示させる画像は、ユーザーの利便性を向上させるために様々な設定を行うことができます。
例えば、画像の読み込みを効率化させ、ユーザーのストレスを減らすレイジーロードと言う設定。
また、万が一、画像が表示されなかった場合に代わりに文字を表示させるalt属性の設定などです。
alt属性は視覚にハンディのある方たちがサイトを閲覧する際にも重要な要素となりますので、最低限設定するようにしましょう。
Googleがウェブサイトを見つけられるように設定する
SEO対策を行う際に忘れては行けないのが、制作したサイトをGoogleが見つけられるように設定をすることです。
どんなに良いコンテンツを作成しても、Googleがそのページに気づかなければ意味がありません。
具体的には、Google検索にサイトを登録(index)しなければいけません。
Google検索への登録は無料ツールである「Google Search Console」を利用して行います。
まだ、導入していない方は、ぜひ利用するようにしましょう。
Google、ユーザーの2つの視点に対してわかりやすいサイト、コンテンツにする
制作したサイトはユーザーだけではなく、Googleのロボットもを閲覧しにやってきます。
Googleのロボットは、インターネット上を巡回しており、サーバーやリンクをたどってあなたのサイトへやってきます。
サイトへやってきたロボットは、サイトの中を巡回しどのような内容が記載されたサイトなのかを確認していきます。
この時サイト内が分かりづらいと、どこを巡回すれば良いかわからず、ロボットは帰って行ってしまいます。
このあたりは、やや専門的なのでウェブサイトを制作してくれた制作会社へ相談するのがおすすめです。
検索順位を上げる必須10項目
適切なキーワード選定
SEOで順位を上げるために、最も重要なことは適切なキーワードを設定することです。
キーワードの選定がSEOの成功を左右すると言っても過言ではありません。
インターネット上の検索キーワードには、ビックワード、スモールワードという2種類のものがあります。
ビッグワードは、一般的に検索ボリュームが多いキーワード軍を指します。
例えば、パン屋さんが集客をするとき、「パン屋」「あんぱん」「フランスパン」といったキーワードがビッグワードに当たります。
これらのキーワードは、検索ボリュームが多いため上位表示できた場合、大きな集客効果が期待できます。反面、競合も多いので上位表示するためにかなりの時間と費用がかかります。
スモールワードは、一般的に検索ボリュームが少ないキーワード軍を指します。
例えば、パン屋さんがウェブサイトで集客を行う場合であれば、「パン屋 西船橋駅」、「パン屋 フランスパン おいしい店」などがスモールキーワードに当たります。
地名などを含めた場合その地域に生活圏があったり、その地域に何らか関わりがある方しか検索しませんので検索数は少なくなります。
反面、ニーズが具体的で集客効果は高くなることが多いです。
このように、
ビッグキーワード
検索数が多いため、対策に成功すれば大きなアクセスが集まり集客効果が大きい。反面、競合が多いため対策が難しい。
スモールキーワード
検索数は少ないが、その分、競合も少なく対策しやすい。また、キーワード選定次第では集客に繋がりやすい。反面、検索ボリュームが少ないため一つひとつのキーワードでは集客力が弱い
といった特徴があります。
これからSEOを始める方は、スモールキーワードから取り組むと良いでしょう。
キーワードに沿って有益なコンテンツを作成する
選定したキーワードに沿って、有益なコンテンツを作成します。
具体的には、キーワードを検索するユーザーの持つニーズをイメージし、それに対して必要な情報を提供するような流れになります。
例えば、「パン屋 西船橋駅」というキーワードを例に解説すると、このキーワードを検索するユーザーは、
「西船橋駅の近くにあるパン屋が知りたいなー」
「西船橋駅の近くには、何件くらいのパン屋があるんだろう」
といったニーズがある可能性があります。
ニーズのイメージができたあとは、そのニーズを満たすコンテンツを作成していきます。
「西船橋駅の近くにあるパン屋が知りたいなー」といったニーズに対してコンテンツを作成するとしたら、
「西船橋駅周辺の美味しいパン屋さんを紹介します!」
「西船橋駅からすぐ行けるパン屋10選」
と言うようなタイトルのブログやページを作成するイメージになります。
上位ページの内容を参考にコンテンツを充実させる
SEOの上位表示で重要なことは、すでに上位表示をしているコンテンツよりも良いものを作るということがあります。
そのために、ターゲットとしている検索キーワードで、検索し上位1位〜10位程度の記事を見てみましょう。
原則として、1位〜3位のページに記載のある内容に関しては、すべて網羅するようにコンテンツを制作します。
また、ただ上位サイトの真似をするだけではなく、最低1つ以上は独自のコンテンツを入れるようにしましょう。
例えば、「パン屋 西船橋駅」で検索をした際に、一番上に「西船橋駅からすぐ行けるパン屋10選」というコンテンツが出てきた場合、「西船橋駅からすぐ行けるパン屋11選」にするというイメージです。
この方法は、コンテンツ制作の段階だけではなく、すでに公開しているページを見直す際にも使いますのでぜひ覚えて使いましょう。
titleタグの設定
SEOに最も影響を与える要素にtitleタグがあります。
titleタグというと少し難しいですが、そのページのタイトルだと思っていただければ問題ありません。
なぜ、titleタグが重要なのかというと、「パン屋 西船橋駅」というキーワードで検索したときに、「パン屋 西船橋駅」というキーワードがtitleタグに含まれていないページは検索結果に出づらいからです。
また、
- 「パンマニアが紹介します!西船橋駅周辺のパン屋」
- 「西船橋駅周辺のパン屋を徹底紹介!パンマニアが紹介します」
という2つのタイトルがあった場合、キーワードが前方にある2の方が上位表示しやすい傾向にあります。
titleタグを設定する際は、
- 必ずターゲットキーワードを含める
- できるだけキーワードは前方に入れる
ということを意識しましょう。
ちなみに、WordPressやブログツールなどを利用している場合、ブログのタイトル部分が自動的にtitleタグに設定されるようになっています。
Hタグの設定
Hタグとは、ページの見出しに当たる部分です。
Hタグもtitleタグ同様に狙っているキーワードを含めるようにしましょう。
ちなみに、ブログなどで見出しを設定する場合は、フォントサイズを大きくしたり、太字にする方法で見出しを作るのではなく、ブログツールなどで予め用意されている”見出し”機能を使うようにしましょう。
見出し機能を利用すれば、自動的にHタグに設定されるようになっています。
内部リンクを工夫する
内部リンクとは、
- 関連ページ:「SEOのコツについて紹介します」
- SEOのコツについては、「SEOのコツについて紹介します」で紹介しています。
というように、サイトの中の別のページをリンクで設置することを言います。
もし、SEOの順位を上げたいページがある場合、その他のページから、順位を上げたいページ対して内部リンクを貼ってみましょう。
一般的に内部リンクが集中しているページは、そのサイトにとって重要なページであることが多いです。
そのため、内部リンクを設置することでGoogleに対して「このページは重要なページなので、しっかり評価してね」というメッセージになり、良い評価を受けやすくなります。
内部リンクを設置する際に、
「おすすめの記事はこちらです」
と言うように、こちら、コチラという言葉を使うことがあります。
しかし、SEOの順位を上げたいなら、こちら、コチラではなく、
「おすすめの記事は「SEOのコツについて紹介します」です」
のように、ページのタイトルをテキストで貼り付けるようにしましょう。
画像のaltタグを設定する
ウェブサイトでは、多くの画像や写真を利用すると思いますが、SEOで順位を上げたいなら、altタグにも気をつけましょう。
altタグとは画像を設定する際に、その画像に対して設置するタグのことです。
ワードプレスやブログツールなどで、画像を設定する際に説明文を記載する項目があると思いますが、あの説明文がaltタグとして画像に設定されます。
altタグには、できるだけターゲットキーワードを入れるようにします。
altタグには、Googleに対してその画像が何の画像なのかを伝える意味があります
例えば、「パン屋 西船橋駅」というキーワードでブログを書く時、撮影したパンの画像をブログに貼り付けるとします。
パンの画像につけるaltタグは、「西船橋駅近くのパン屋「〇〇」のあんぱん」といったタグにすると良いです。
SNSなどでシェアしやすいように工夫する
SEOでは、SNSでシェアされるのも重要な要素です。そのため、SNSでシェアしやすいように工夫が必要です。
WordPressやブログツールなどを利用している場合は、すでにSNSのシェアボタンなどが設置されていることも多いです。
もし、ウェブ制作会社などに依頼してウェブサイトを制作したと行った場合には、制作会社へ相談しSNSのシェアボタンを作ってもらうようにすると良いでしょう。
モバイルフレンドリーを意識する
サイトのテーマなどにもよりますが、今ではパソコンよりもスマートフォンでインターネットをすることのほうが多いですね。
多くのウェブサイトがパソコンとスマホとでは表示が違いますが、スマートフォンで見やすいように設計されているサイトのことをモバイルフレンドリーと言います。
具体的には、スマホで見るときに小さすぎるような文字の大きさを避ける、画像のサイズ(容量)は大きすぎないように圧縮するといったことがモバイルフレンドリーに繋がります。
モバイルフレンドリー自体は、一つひとつのページというよりもサイト全体で設計する項目なのですが、知識としては知っておくと良いでしょう。
定期的な見直しでコンテンツを強化する
SEOはすぐに結果が出るものではありません。
また、あるキーワードで1位を目指して制作したページでも、実際公開してみると全く順位が上がらないということもあります。
そのため、作って終わりではなく、定期的にコンテンツを見直すことが重要です。
具体的には、順位を月に1回程度は必ず確認するようにし、順位が上がりきっていなければ、上位に表示されているページと見比べて不足しているコンテンツはないか、改善できる部分はないかを見直します。
そして、コンテンツの修正や追加をしてコンテンツを強化していきます。
どれだけSEOに長けているいる人でも、一度で上位表示させられることは稀です。
ほとんどの場合、上記で説明したようなコンテンツの微調整を行いながら上位表示を目指していきます。
SEOで検索順位を上げるには、コツコツ取り組むことが重要
このページではSEOで検索順位を上げるための知識やコツについて紹介しました。
SEOはすぐに効果が出るものではありません。
また、本気で取り組むとコンテンツの外注やサイト設計の見直しなど費用もかかります。
しかし、効果が出はじめると、ある程度安定した成果を挙げられるのがSEOの特徴です。
今回紹介したポイントを参考にしていただいて、コツコツと取り組んで行けば必ず良い結果を得ることができます!
尚、SEOに関しては、
「SEOキーワード選定の方法とコツ!無料で使えるツールも紹介」
「ホームページ集客の方法!必ず抑えたいSEOの設定と成功させるコツ」
でも詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください!