この記事では、プロのウェブマーケターが、実際に現場で使っている「リライトツール」の中からおすすめのツールを紹介しているワン!
イッヌさん
記事のリライトは、SEO対策には欠かせません。
しかし、リライトは様々なリサーチが必要となるため、リライトに役立つツールを探しているという方も多いと思います。
この記事では、コンテンツマーケティング、SEOを専門に行う「かずたか/ウェブ解析士」が、おすすめのリライトツールを紹介します。

かずたか@ウェブ解析士
SEO、MEO、コンテンツマーケティングが専門のWEBディレクターです。オウンドメディア集客が得意で、1年間でPV数200%UP、問い合わせ数270%UPなど実績も多数。中小企業や個人向けの集客ノウハウを発信しています。 【保有資格】ウェブ解析士協会 認定ウェブ解析士、全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Twitter:@kazutaka_wmn
目次
種類別!リライトツール15選
早速リライトに使えるツールをご紹介します。
おすすめのリライトツールベスト5
まずは、定番、高性能のリライトツールを5つ紹介します。
パスカル
パスカルは、プロの中でも評判の有料SEOツールです。
例えば、狙っているキーワードがあるけど、なかなか上位表示されないといった場合には、URLとキーワードを指定すると、どういった情報が足りない、どういった部分を改善する必要があるといった情報を的確に示してくれます。
SEOの知識があまりなくても、このツールを使えばSEOに強い記事を作ることができるので非常におすすめです。
ただ、あくまでも「SEOで上位表示させるための情報がわかる」といったツールなので、コンバージョンの改善などには強くありません。
AIアナリスト
AIアナリストは、その名前の通り”AI”が自動でサイトを分析してくれ、改善が必要なページを提案してくれる、超すごいツールです。
また、分析内容はSEO対策的な内容から、どうすればコンバージョン率が改善するかや、リスティング広告の分析、改善提案など、これ一つで非常に幅広いサイト分析が行えます。
ただし、非常に幅広い分析を行ってくれる反面で、一つひとつの分析内容はやや”荒い”ところがありますので、ツールに任せっきりにするのではなく、自分自身もサイト分析に関する知識を身に着けていくことが必要です。
ミエルカ
ミエルカは、記事制作に関する機能が非常に充実した有料ツールです。
キーワードを入力すると、どういった情報を盛り込むと検索結果で上位表示することができるかを、多角的に分析してくれます。
SEOツールという意味では、先に紹介したパスカルと同じジャンルですが、パスカルよりも専門的な分析ができる点が、ミエルカの強みです。
また、無料セミナーや動画の学習コンテンツなどが非常に充実していて、ツールを使いこなせるだけではなく、SEOやコンテンツマーケティングの知識も学べるという点も、ミエルカの特徴です。
EmmaToola(エマツールズ)
EmmaToola(エマツールズ)は、SEOライティング、記事コンテンツ制作に特化したライティングツールです。
制作した記事コンテンツを入力してチェックすれば、狙っているキーワードを上位表示させるために必要な単語の網羅性や文字数、関連テーマの網羅性など様々な観点で、コンテンツをスコアリングし改善点を提案してくれます。
月額料金が、6万円代とやや高めではありますが、サポートチャットなども完備していることから、おり、機会があれば導入したいツールの一つです。
Google Search Console
Googleサーチコンソールは、言わずとしれた基本のSEO対策ツールです。
無料で提供されていながら、これ一つあれば色々な対策ができることは、皆さんご存知だと思います。
Search Consoleを使うことで、自分のブログがどういったキーワードで検索結果に表示され、どういったキーワードで流入を獲得しているのかがわかります。
このデータをもとにすれば、対策をするべき記事を抽出したり、自分のブログやサイトと相性のよいキーワードを見つけることができます。
SEOを強化するためのリライト分析するツール
続いて、SEOを強化するためのリライトツールを紹介します。
aramakijake.jp
aramakijake.jp(アラマキジャケ)は、先に紹介したezorisu-seo.jpと同じ会社が提供しているツールです。
リライトの際、チェックする必要のあるキーワードごとの月間検索数を調べることができます。
同じ機能を持ったツールだと、Googleキーワードプランナーが有名です。しかし、キーワードプランナーは、Google広告に課金して使っているユーザー向けのサービスで、Google広告を利用していないユーザーは、大まかな月間検索数しか調べることができません。
その点、aramakijake.jpなら、1度に検索できる個数は1個ずつと少ないものの、無料で正確な検索数を調べることができます。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Googleが提供するキーワードプランニングツールで、入力したキーワードの”おおまかな”月間検索数を調べることができます。
もともとはGoogle広告を利用していなくても使える無料ツールだったのですが、現在では一部機能に制限がかかり、調べられる月間検索数について、1~100、100~1000、1000~1万というように大まかな数しか調べられなくなってしまいました。
とはいえ、先に紹介したaramakijake.jpが1キーワードづつしか検索できない中で、Googleキーワードプランナーなら複数のキーワードを同時に調べることができます。
そのため、リライトでキーワードの月間検索数を参考にする場合、まずはGoogleキーワードプランナーであたりをつけ、ある程度キーワード数を絞り込めたところでaramakijake.jpを使って詳細な月間検索数を調べる方法がおすすめです。
ezorisu-seo.jp
「ezorisu-seo.jp」は上位表示したいキーワードを入力すると、そのキーワードで上位表示するために「タイトルや見出しに含めるべきキーワード」を一覧で表示してくれます。
コンテンツをリライトする際に、こちらのツールでキーワードを確認し、参考にすると良いでしょう。
見出し(hタグ)抽出/ラッコツールズ
個人的に非常に好きなツールである「ラッコツールズ」の、見出し(hタグ)抽出もリライトで活用できます。
このツールは、上位表示したいキーワードを入力すると、検索結果上位記事の見出しを一覧で閲覧できます。
上位記事の見出しを見ながら、自身の記事を分析することで、上位記事と比較して不足している情報を見つけやすくなります。
ラッコキーワード/ラッコツールズ
続いても、ラッコツールズから、サジェストキーワードを一括で取得することができるラッコキーワードです。
こちらは、キーワードを入力するとサジェストワード(候補キーワード)が一覧で出てきますので、このキーワードを見ながらユーザーニーズを把握し、追加する情報のネタにすることができます。
オンライン日本語校正補助ツール
オンライン日本語校正補助ツールは、文章を入力し「構成開始」をクリックすると、誤変換や不適切な語句、誤字脱字、冗長な表現などを指摘してくれるツールです。
文章の内容ももちろん重要ですが、こういった細かな部分は記事の読みやすさに直結する部分です。
SEOでは、ユーザーにとって読みやすい文章を作成することも重要ですので、記事のリライトの際に活用し、細かい部分をチェックするようにしましょう。
こぴらん
こぴらんは、文章を入力し「チェック」をクリックするだけで、文章にコピペがないかをチェックすることができる、コピペチェックツールです。
意図的に他のサイトからコピペをするのは論外ですが、他の記事を参考に書いている場合などはうっかり、類似した表現を使ってしまうことがあります。
少々の重複程度なら問題ありませんが、一つの記事の中で複数箇所あると、ペナルティの原因になったり、上位表示しない原因になることもあります。
また、もし自分以外にもライターさんがいる場合は、他の記事からコピペしていないとも限りませんので、コピペチェックツールを活用するようにしましょう。
takotubo.jp
takotubo.jpは、先に紹介したezorisu-seo.jpと同じシリーズのツールで、複数のツールが一つになっています。その中でも特に紹介したいのが、リンク切れチェックツールです。
takotubo.jpは、URLを入力するとリンク切れがあるかどうかをチェックすることができます。
その中に、リンク切れチェックツールがありますが、こちらもSEOに利用できます。
記事内の内部リンク、外部リンクがリンク切れを起こしていると、ユーザーの利便性を大きく下げ、SEO的にもよくありません。
そのため、リライトをする際に合わせてリンク切れをチェックし、そういったリンクがある場合には、合わせて修正するようにしましょう。
コンバージョン数を改善するために分析するツール
続いては、コンバージョンを改善するための分析ツールを紹介します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、ド定番のウェブ分析ツールなのですでに使っている方がほとんどだと思います。
Googleアナリティクスでは、サイトやページのページビューやユーザー数はもちろん、滞在時間や離脱率など、サイト上の様々な分析ができます。
また、あらかじめコンバージョンポイントを設定しておけば、どのページがコンバージョンに貢献しているか、反対に、どのページがコンバージョンに貢献していないかということも分析できます。
この分析機能を使い、コンバージョン率が他のページより低いページをリライトしたり、逆にコンバージョン数が多いページヘの導線を増やしたりといったリライト施策を行うことができます。
User Heat
User Heat (ユーザーヒート)は、月間30万PVまでのヒートマップ分析が無料でできるツールです。
ヒートマップとは、先に紹介したとおり、ページを見ているユーザーの”マウスカーソルの動き”などをもとに、どこがユーザーに読まれているか、ページのどの部分まで読み離脱しているかを把握するためのツールです。
ヒートマップツールを使えば、特にユーザーの注目が集まっている部分に広告を貼り付けたり、離脱率が高い場所をより読みやすく、魅力的な文章リライトしたりよ行った施策が実施できます。
各ツールの比較表
ツール名 | 料金 | ツール詳細 |
---|---|---|
パスカル | 有料 | 上位表示したいキーワードを入力すると、足りない情報や改善点を示してくれる |
ミエルカ | 有料 | 上位表示したいキーワードを入力すると、足りない情報や改善点、関連するコンテンツなどを示してくれる |
EmmaToola | 有料 | 記事コンテンツを入力すれば、上位表示に必要な情報の網羅性や文字数、などの改善点を提案してくれる |
AIアナリスト | 有料 | ”AI”が自動でサイトを分析してくれ、改善が必要なページを提案してくれる |
Google Search Console | 無料 | 自身のサイトの検索エンジンでの見え方についてまとめてチェックできる |
ezorisu-seo.jp | 無料 | 上位表示したいキーワードを入力すると、「タイトルや見出しに含めるべきキーワード」を表示してる |
aramakijake.jp | 無料 | 1キーワードごとの詳細な月間検索数がわかる |
Googleキーワードプランナー | 無料 | 複数キーワードの、大まかな月間検索数がわかる |
見出し(hタグ)抽出/ラッコツールズ | 上位表示したいキーワードを入力すると、検索結果上位記事の見出しを一覧で閲覧できる | |
ラッコキーワード/ラッコツールズ | 無料 | キーワードを入力するとサジェストワードを覧で閲覧できる |
オンライン日本語校正補助ツール | 無料 | 文章を入力すると、誤変換、不適切な語句、誤字脱字、冗長な表現などを指摘してくれる |
こぴらん | 無料 | 文章にコピペがないかをチェックできる |
takotubo.jp | 無料 | サイト内のリンク切れについてチェックできる |
Googleアナリティクス | 無料 | PVやユーザー数、滞在時間、離脱率など様々なデータを分析できる |
User Heat | 無料 | 月間30万PVまでヒートマップ分析ができる |
ツールの前に知っておこう!リライトの目的
ツールの紹介の前に、めちゃくちゃ重要なリライトの目的について紹介します。
リライトは正しく行えばSEOの強化につながります。
しかし、間違った方法でリライトを行うと、順位が下がったり、サイトやブログが検索エンジンから除外されてしまう「ペナルティ」の原因になることもあります。
リライトを行う目的は主に、
- 古くなった情報を新しく更新する
- SEOを強化する
- コンバージョンを改善する
という3つです。
古くなった情報を新しく更新する
リライトの目的のひとつに、記事の古くなった情報を更新することがあります。
記事を公開し、半年、1年と時間が経つと記事の内容は古くなっていきます。
独学でサイトを運営している方は、記事の管理をしていない人も多く、一度記事を公開してから定期的に情報の更新をしていないという方も多いです。
情報の古い記事を放置することは、SEOにとって良くないばかりか、何よりも記事を読んでくれるユーザーにとって良くありません。
定期的にリライトを行い情報の更新を行いましょう。
SEOを強化する
そもそも、SEOで狙ったキーワードを一発で上位表示させることは、SEOを専門にやっていても簡単ではありません。
そのため、一旦記事を公開し、リライトを繰り返しながら上位表示を目指します。
リライトでSEOを強化するためには、主に
- 上位の記事と比べて不足している情報を追加する
- 上位の記事にないユニークな情報を追加する
という2つを行います。
コンバージョン数を改善する
アフィリエイトサイトでも集客ブログでも、クリックや問い合わせ、申込みといったコンバージョンポイントがあると思います。
コンバージョンは一般的に、
で計算します。
リライトでは、CVR(コンバージョン率)を改善し、コンバージョン数を増やすために行います。
リライトでCVRを改善するためには、
- コンバージョンへ誘導する文言を見直す
- 誘導する場所を変更する
といった修正を行います。
リライトツールの種類
リライトツールといっても、使用する目的によって種類があります。
一般的には、
- 記事を自動で書き換えるツール
- SEOを強化するためにリライト分析するツール
- コンバージョン数を改善するためにリライト分析するツール
という3つがあります。
それぞれ異なったツールですので特徴を理解して、使い分ける必要があります。
ブログ記事を自動で書き換えるツール
記事を自動で書き換えるツールとは、元になる記事を入力すると、単語を入れ替えたり、文末表現を自動で書き換えるなどして、あたかも別の文章に見せるためのツールです。
一昔前、Googleの性能があまり良くなかった頃は、他人の記事をリライトすることで記事を量産するという犯罪まがいの方法も通用していました。
しかし、現在ではGoogleの性能が向上し、自動で生成された記事はすぐに見抜かれてしまいます。
また、万が一、自動で生成して記事をブログやサイトに掲載していると、そのサイトは「ペナルティ」を受けてしまいます。
ペナルティを受けたサイトは、Googleの検索結果にサイトやブログをが表示されなくなります。
そのため、
「アクセスを増やしたい」
「記事を強化して集客したり、お金を稼いだりしたい」
と考えている方は絶対に使用してはいけません!
余談ですが、この手のツールを実際に試したこともありますが、文章のレベルが低く使い物になるものはありませんでした。
また、一時はさまざまなツールがありましたが、現在ではほとんどが使えなくなっています。
SEOを強化するためのリライト分析するツール
SEOを強化するために分析するツールとは、SEO的な観点で、記事の改善点を見つけるためのツールです。
基本的に、文章を作成してくれるわけではなく、
「どういった情報が足りない」
「どういったところを改善すると良い」
といった点を分析し、提案してくれるタイプのものが多いです。
近年、この手のツールはとても進化しており、上位表示したいキーワードと分析したいページURLを入力すると、修正するべきところを指摘してくれるツールもあります。
非常に便利で価値のあるツールなのですが、有料のものがほとんどで、月額5万円~高いものだと月額50万円程度するものまであります。
コンバージョン数を改善するために分析するツール
コンバージョン数を改善するために分析するツールとは、ページを分析し、どこを改善するとコンバージョン数が増えるかといった情報を見つけるのに役立つツールです。
代表的なツールとして、「ヒートマップツール」があります。
ヒートマップツールは、特殊な計測方法を行うことでユーザーが
「ページの中の、どの部分に注目していたか」
「どの部分でページを離れたか」
といった情報を見ることができます。
これを見ながら、注目度が高い部分にコンバージョンへ誘導する文章を追加したり、離脱が多い部分の文章を書き換えたりします。
こちらのツールも、近年非常に進化しており、AIでサイト改善を行ってくれるようなものもありますが、基本的には有料で高額なものが多いです。
文章を入れ替えるだけのツールは使ってはダメ!
本記事で紹介したツール以外にも、すでにある文章を元に単語を入れ替えたり、文末表現を少し変えたりし、あたかも別の文章のように見せかけるリライトツールも存在します。
10年以上前では、こういったツールも多数ありましたが現在では”ほぼ”ありません。
万が一、こういったリライトツールの使用を検討している場合は、絶対に使用するのはやめましょう。
以下では、その理由について紹介します。
h3: SEOでペナルティリスクがある
そもそもGoogleは、Google検索セントラル(Googleが運営するSEOアドバイスサイト)で、コピーコンテンツについてのペナルティについて以下のように解説をしています。
There are some penalties that are related to the idea of having the same content as another site—for example, if you’re scraping content from other sites and republishing it, or if you republish content without adding any additional value.
引用:Google検索セントラル「Demystifying the “duplicate content penalty”」
別のサイトと同じコンテンツを持つという考えに関連するいくつかのペナルティがあります。たとえば、他のサイトからコンテンツをスクレイピングして再公開する場合や、付加価値を追加せずにコンテンツを再公開する場合などです。
上記では、「他のサイトからコンテンツをスクレイピング※1して公開したり、付加価値をつけずに公開したりする場合にペナルティがある」とはっきりと明記されています。
※1必要な部分だけを取り出したり、一部を置き換えたり、並べ替えたりして、目的に適う形式にすること。
ペナルティを受けてしまうと、公開した記事だけではなく、サイト全体が検索エンジン上で表示をされなくなったりします。
検索エンジン最適化(SEO)では通用しない
単語を入れ替えたり、文末表現を変えたりして、文章を自動生成するツールは、すでに検索エンジン最適化(SEO)には通用しません。
というのも、現在の検索エンジンは、すでにあるものと内容が同じページや、オリジナルの情報が少ない記事を検索エンジンの上位には表示しません。
文章を自動生成するツールは、すでに存在する文章をもとに、あたかも別物のような文章を作り出します。しかし、中身を見ると、一見別の文章に見えても記載されている情報自体は全く同じです。
また、すでにあるものを見せかえるだけですので、オリジナルのコンテンツは一切追加されません。
こういった記事をいくつ量産しても、検索エンジンで上位表示されることはないでしょう。
著作権侵害での訴訟リスクがある
文章には著作権法によって保証される著作権があります。
無断で著作物を利用した場合に裁判で有罪になると、民事だけではなく、刑事罰もあります。
具体的な罰則としては、民事ではおおよそ~100万円程度の罰金、刑事では以下のように定められています。https://www.w-marketing.net/blog_quote/#i
罰則の対象者
<著作権等の侵害者>著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権を侵害した者(119条1号)懲役
3年以下罰金
300万円以下 (法人は、1億円以下の罰金(「著作者人格権」「実演家人格権」を除く。))
引用:文部科学省「著作権法における罰則規定の概要」
SEOに効果的なリライトツールの使い方
ここまでで、リライトツールをいくつか紹介しました。
ここでは、SEOを意識したリライトを行う際におすすめのリライトツールの使い方を紹介します。
SEOを強化するためには、リライトによって以下の修正・対策を行う必要があります。
- 内部リンクの最適化
- コンテンツの情報鮮度の改善
- サイト全体の情報鮮度の改善
- 情報の網羅性の改善
- ユニークなコンテンツの追加
- 低品質コンテンツの改善
上記のうち、ツールを使うことで効率的に行える、以下の2つについて紹介します。
わかりやすくシンプルな文章を目指す
リライトツールでは、コンテンツの内容を改善する目的もありますが、一つひとつの文章を改善するという目的もあります。
文章は、できるだけ無駄な語句を省き、シンプルであるべきです。また、こういった文章は誤字脱字、冗長な表現などに気をつける必要があります。
今回紹介した、オンライン日本語校正補助ツールは、誤字脱字や冗長な表現などを指摘してくれるため、わかりやすくシンプルな文章を作成するのに役立ちます。
また、有料のリライトツールでもこういった文章の添削機能を備えているものもありますので、こういったものを活用し文章自体の質も高めましょう。
情報の網羅性の改善
SEOで記事を上位に表示させるためには、情報の網羅性が高い記事を書く必要があります。
情報の網羅性とは、狙っているキーワードに対して、”ユーザーが必要な情報”をいかに網羅的に記事に盛り込めているか、ということです。
例えば、以下の表の「記事A」のようにA~Eまで情報が網羅されている記事と、「記事B」のように、B,D,Eの情報しか記載されていない記事があったとき、情報の網羅性が高いのは「記事A」です。
記事A | 記事B |
・AAAAAA
・BBBBBB ・CCCCCC ・DDDDDD ・EEEEEE |
・BBBBBB
・DDDDDD ・EEEEEE |
ここで重要なのは、情報が多ければ何でもいいということではなく、キーワードに対して”ユーザーが必要な情報”ということです。
では、これを見つけるためにどのツールを使うかというと、先に紹介した「見出し(hタグ)抽出/ラッコツールズ」を使います。
このツールは、キーワードを入力すると、上位に表示している記事の見出しを一覧で抽出してくれるます。
このツールで、自分の狙っているキーワードを入力し、上位表示にしている記事の見出しを取り出します。
そして、リライトする記事と見比べて「上位表示している記事にあって、自分の記事にない情報」を探します。
あとは、その情報を自身で調べ自分の記事に追加していけば、情報の網羅性を高めることができます。
ユニークなコンテンツの追加
続いて、ユニークなコンテンツの追加についてです。
SEOでは、先程紹介した情報の網羅性と合わせて、ユニークなコンテンツがあることも重要です。
ユニークなコンテンツとは、「自分の記事にしかない独自性のあるコンテンツ」と言い換えるとわかりやすいでしょう。
これも先程、同じく「見出し(hタグ)抽出/ラッコツールズ」を使い上位表示している記事にある情報を洗い出します。
その後、「ラッコキーワード/ラッコツールズ」を使用して、検索候補キーワードであるサジェストキーワードを抽出します。
サジェストキーワードは、あるキーワードをあわせて検索されることが多い、関連性の高いキーワードでもあります。
サジェストキーワード一覧から「上位表示している記事にもないが、ユーザーにとってあった方が良いと思われる情報」を推測していきます。
そして、その項目について自分の記事に追加していきます。
リライトツールでペナルティ?使用時の注意点
リライトツールは、非常に便利なツールです。
しかし、ツールにだけ頼っていると、思うような結果が得られないだけではなく、ペナルティなどのリスクもありますので注意しましょう。
リライトツールの注意点は、
- 効果が必ず得られるわけではない
- Googleからペナルティを受ける可能性がある
の2つです。
効果が必ず得られるわけではない
リライトツールは、あくまでもサイトやコンテンツの分析を”サポート”するためのツールです。
例えばSEOツールを利用していて、「上位表示しているコンテンツと比べて、〇〇関連の情報が足りない」とツールから提案があったとします。
しかし、それはツールが保有しているデータと照らし合わせた統計的な推測でしかありません。
そのため、その情報を含めたからと言って必ず上位表示する訳ではありません。
そもそも、SEOもコンバージョン率も、基本はユーザーの視点に立って、より良いコンテンツを作るということに尽きます。
このことを忘れてツールだけに頼りきりになると、逆に思ったような効果を得られないということにもなるので注意しましょう。
Googleからペナルティを受ける可能性がある
テキストを自動で生成するリライトツールは、そもそもGoogleのポリシーに違反しているので、ペナルティを受けるのは当然です。
しかし、その他のツールでも、特にSEOツールは使い方によっては、ペナルティとなってしまうことがあるので注意が必要です。
具体的には、
「キーワードの含有数を○個以上にした方がいい」
「タイトル、見出しに〇〇といったキーワードを含めたほうがいい」
といった情報は、リライトツールを使うとよく提案される内容です。
しかし、文章として自然かどうか、コンテンツとして含めるかどうか、といったことを考慮せずに、そのまま鵜呑みにしてしまうと、キーワードスパムなどと判断されてしまうリスクがあります。
こういったことを防ぐためにも「良いコンテンツ=ユーザーにとって役立つコンテンツ」ということを忘れずリライトしたり、コンテンツ作りをすることが重要です。
ブログ記事リライトに使えるツールまとめ
この記事では、リライトに使えるツールについて詳しく解説、紹介をしました。
さまざまなリライトツールがある今、自分にあったツールを見つけて使いこなせるようになれば、時間の短縮にもなりますし、何よりも効果を出しやすくなります。
反面、ツール、ツール…となり、”本質的に良いコンテンツ作り”ができなっては本末転倒です。
色々なツールを試し、記事を見てくれるユーザーにとって、より良いコンテンツ作りができるように頑張りましょう!