【このページの内容】
- ホームページの集客効果についてイメージできる
- ホームページ集客の特徴が理解できる
- ホームページの集客効果を上げる対策がわかる
これからホームページを作ろうか検討している方が気になるのは、「ホームページを作って集客ができるのか?」という点ではないでしょうか。
また、ホームページを作ったけど、なかなか集客ができないと言う方も多いと思います。
このページでは、Web解析士の資格を持つ私が、ホームページの集客効果や、集客できない場合の原因と対策に関して詳しく解説します。

かずたか@ウェブ解析士
SEO、MEO、コンテンツマーケティングが専門のWEBディレクターです。オウンドメディア集客が得意で、1年間でPV数200%UP、問い合わせ数270%UPなど実績も多数。中小企業や個人向けの集客ノウハウを発信しています。 【保有資格】ウェブ解析士協会 認定ウェブ解析士、全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Twitter/@kazutaka_wmn
目次
ホームページの集客効果はどれくらい期待ができる?
今では、ホームページも手軽になり10数万円〜数万円程度で、そこそこのホームページを制作することができるようになりました。
また、少しパソコンに詳しい方であれば無料のホームページ制作ツールなどを利用して、タダでホームページを持つことも可能です。
ホームページを作った場合どれくらいの集客効果が期待できるのでしょうか?
10年以上、ホームページ集客に携わっている私が事例をいくつか紹介したいと思います。
広告代理店の場合
私は、以前努めていた広告代理店で、ホームページを使って自社の問い合わせ獲得の仕事に携わっていました。その時は以下のような効果が得られていました。
月間問い合わせ数 : 約50件
平均客単価 : 10万円〜20万円
程度の効果を獲得することができていました。
有名な商材がいくつかありましたので、商材名でしっかりと表示されるように対策をしました。今振り返ると比較的多くの問い合わせを獲得することができていたと思います。
ペットショップの通販サイト
ペットショップの通販サイトの集客も以前携わっていました。
月商300万円程度でそこまで大きなサイトではありませんでしたが、黒字で経営することができていました。
月間問い合わせ数 : 約50件〜100件程度
平均客単価 : 3,500〜5,000円
こちらも、ある程度知名度のあるドッグフード、キャットフードシリーズがありましたので、その商材でしっかり対策をしました。
これらで検索上位に表示するように対策をしていたことが、集客に成功していた要因でした。
アフェリエイトサイト
アフェリエイトサイトとは、Webサイト上に広告を掲載しユーザーがクリックしたり、その広告経由で商品を購入したりした際に、手数料を受け取れるビジネスモデルのことです。
個人的にいくつかアフェリエイトサイトを運営していたのですが、その中でクレジットカードをテーマに運営していたサイトでは以下のように集客ができていました。
月間問い合わせ数 : 約20件〜30件程度
月間売上 : 15万円〜25万円
現在は、売却してしまったのでこのサイトはありませんが、副業として稼いでいたので当時はかなり懐が潤っていました。
上記はあくまで一例ですが、うまく対策をしていけばホームページは十分集客に役立つツールと言えるでしょう。
ホームページの集客に力を入れるべき理由
私個人的にはホームページの集客には力を入れるべきだと思っています。
では、その理由について紹介します。
SEOで集客できるようになれば、集客にかかる費用が安い
ホームページ集客の基本はSEO(検索エンジン最適化)です。
SEOは、Google検索などで自社のホームページを上位表示させることで、ユーザーを呼び込み問い合わせにつなげる手法です。
SEOは自前で行えば費用は0円です。そして、一度効果が出るようになれば数年程度は反響を獲得し続けてくれます。
つまり、SEO対策を施したホームページは集客にかかる費用が安くなります。
SEO対策に関しては、「ホームページ集客の方法!必ず抑えたいSEOの設定と成功させるコツ」でも詳しく解説しています。
ホームページは無休の営業マン
ホームページは一度作ると24時間、365日閲覧することが可能です。
そのため、集客に最適化したホームページは24時間無休の営業マンとして働いてくれます。
もし、ホームページの制作費用が30万だとしても、24時間営業活動をしてくれると考えれば安いものでは無いでしょうか。
ホームページの集客はコツコツ取り組めば必ず効果が出る
ホームページは作っただけでは効果が出ないことが多いです。
しかし、コツコツと集客対策を行えば必ず成果が出るようになります。
また、ホームページを持っていればSNSやYouTubeなどでも集客がしやすくなりますし、リスティング広告などのウェブ広告も利用することができます。
このようなことからホームページ集客はビジネスを行っている方なら、取り組むべきだと言えます。
ホームページの集客効果がうまく行かない原因は?
ホームページは優れた集客ツールですが、全く効果が出ないと言う方も多いです。
では、集客がうまく行かない原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
そもそもアクセスが無いor少ない
ホームページで集客をするためには、アクセスがなければ始まりません。
集客がうまく行かないと言う方の大半は、アクセスを集められていないことが原因です。
ホームページで月に1件問い合わせを獲得するためには、少なくとも毎月1,000〜10,000ページビュー程度のアクセスが無ければ話になりません。
商材によっては、数万ページビューに1件程度しか問い合わせが来ないと言うこともあり、アクセスを集めることがホームページ集客には非常に重要です。
ホームページを作ったばかりの時期だと、1ヶ月に数百ページビュー程度しかないことがほとんどで、その程度のアクセス数では集客はうまく行きません。
アクセスするユーザー層とビジネスのターゲットがずれている
ホームページ集客で効果を出すためには、アクセス数が重要です。しかし、アクセスがあれば何でも良いと言うわけではありません。
ホームページ集客を行う際、アクセスを集めるためにブログやお知らせを更新する方は多いです。
しかし、定期的に更新するとなるとネタ探しがなかなか大変で、そのうち、天気の話、食べ物の話、旅行に行った話などビジネスと関係無い内容になりがちです。
このような更新を続けて行くと、ビジネスに関係の無いアクセスがどんどん増えて行き、アクセスはあるけど問い合わせが無いと言うことになってしまいます。
サイトが使いにくく、問い合わせにたどり着かない
どんなに良質なアクセスを集められても、サイトが使いづらくては反響には繋がりません。
サイトが使いにくいという問題には、「サイト内の情報が整っておらず使いづらい」、「サイト自体の構造が使いづらい」という2パターンがあります。
前者は、商品やサービスと関係のないブログやプレスリリースがごちゃごちゃとサイト内にあり見づらいといったケースです。
後者は、料金が見たいけどどこにあるかわからない、会社について知りたいけど会社概要が見つからないと言うように、ユーザーが見たい情報にスムーズにたどり着けないと行ったケースです。
どちらにしても、ユーザーは問い合わせをあきらめてサイトを離れてしまう原因となります。
サイトの信頼性が低い
ホームページは相手の顔が見えないので、リアルでやり取りをする場合と比較して、ユーザーの警戒心が高くなりがちです。
例えば、見た目が古い、デザインが汚い、誤字脱字などミスが多いといったホームページを見て問い合わせをしようと思うでしょうか。
また、運営者の住所や電話番号、会社名などが記載されていない、問い合わせするために必要な情報が記載されていないといった不備があるサイトで問い合わせをしようと思うでしょうか。
ユーザーから見て信頼できないサイトは、ホームページの集客効果を下げてしまう原因になってしまいます。
ホームページの集客効果を上げる5つの対策
では、これからホームページを使った集客に取り込む方、もしくは、すでに集客にチャレンジしているけど思うように行かないと言う方のために、ホームページで集客効果を高めるための5つの対策について紹介します。
集客に対する目標を設定する
ホームページの集客対策では、目標を設定することが非常に重要です。
ホームページの集客では、月に1件問い合わせを獲得するためにすべきことと、月に100件問い合わせを獲得するためにすべきことは全く異なります。
しかし、明確な目標を設定していなければ、1件よりも10件、10件よりも100件、、、どんどん目標が目移りしてしまい、結局どの目標も達成できないと言うことになってしまいます。
そのため、何ヶ月以内にまずは◯件。それを達成したらいつまでに◯件と言うように1年間程度の目標を設定するようにしましょう。
そして、実際に集客を初めて目標が達成できたら、次の目標へ。未達成だった場合は”何がだめだったのか”を振り返り、目標を再設定するという流れで対策をしていきましょう。
ホームページを集客に適した構造にする
ホームページを集客に適した構造にすることも非常に重要です。
例えば、アメブロやはてなブログのような、ブログサイトではなかなか集客することはできません。
また、コーポレートサイトや会社ホームページと呼ばれる会社説明のホームページでも集客をすることは難しいです。
一般的に、サービスや商品を売るためのサイトは「サービスサイト」と呼ばれます。
サービスサイトは、一般的に集客に特化したサイトの形のことで、設置されるページは大きく分けて以下の3つに分けられます。
- ユーザーを集めるページ
- サービスや商品を紹介するページ
- 問い合わせフォーム
1.で集めたユーザーを、うまく2.に誘導し、さらに3.に誘導し問い合わせや購入につなげます。
取り扱う商材やサービスによって様々なサイトがありますが、基本的には上記の3種類のページが設置されています。
もし、サイトが上記のような構造になっていない場合、こういったサイトを用意することが必要です。
SEOを取り入れる
ホームページの基本は、検索エンジンからの流入です。
もちろん、広告を利用することも一つの手ですが、費用がかからない検索エンジンからユーザーを獲得できることがホームページ集客の第一歩です。
ホームページ集客の基本は、
- 社名
- 自社のサービス名
この2つでGoogle検索やyahoo!検索の上位に表示させることです。
もし、代理店ビジネスやサービス業などで、サービス名が固有名詞では無いと言うこともあるかもしれません。そういった場合は、最低限、社名で検索したときに自社のホームページが一番上に出てくる状態にしなければいけません。
これができなければホームページ集客のスタートラインにも立てていない状態と言えます。
検索エンジンからユーザーを獲得するためには、SEO(検索エンジン最適化)を行う必要があります。
SEOについては、「SEOで順位を上げるには10つのポイントが重要!最小限で成果を出す方法」で詳しく解説しています。
ウェブ解析を取り入れる
ホームページで集客を成功させるためには、コツコツとサイトを改善していくことが重要です。サイトを改善するためには、どこが悪いのがわからなければ改善することはできません。
そこで、必要になるのが「ウェブ解析」です。
ウェブ解析と聞くと小難しく聞こえるかもしれませんが、ウェブ解析で見る項目は、
- ホームページに何人のユーザーが来たか
- 見せたいページを何人のユーザーが見たか
- 見せたいページを見た何人のユーザーが、問い合わせ(購入)したか
※見せたいページとは、商品やサービスの説明、料金などのページのことです。
の3つです。
もちろん、他にも見たほうが良い項目はありますが、まずはこの3つで大丈夫です。
もし、ホームページに来たユーザーが少なければ、増やす方法を考えます。
ホームページにユーザーはたくさん来ているが、見せたいページを見たユーザーが少なければ見せたいページに誘導する方法を考えます。
見せたいページを見て、問い合わせ(購入)したユーザーが少なければ、問い合わせ(購入)を増やす方法を考えます。
このように、サイトの改善を行います。
ウェブ解析をするためには、ツールを導入する必要があります。
導入するツールは「Googleアナリティクス」と「Googleサーチコンソール」の2つです。
サーチコンソールの設定については「【初心者】Google Search Consoleの設定、登録、使い方を解説!できない場合の対処方も!」で解説しています。
SNSを取り入れる
ホームページで集客をするためには、まずはホームページに人を集める必要があります。
ホームページ集客で人を集めるために基本はSEO(検索エンジン最適化)です。
しかし、少しでも多くのユーザーを集めるためにはSNSの運用は欠かせません。
SNSには様々なものがあります。
写真がメインのInstagram、テキストがメインのTwitterやFacebook、動画がメインのTikTokやYouTubeなど、自社の商品やサービスと相性の良いものを選ぶと良いでしょう。
具体的な活用方法は、自社のターゲットとなりそうなユーザーが興味を持ちそうな投稿とともに、自社のホームページを宣伝します。
そしてSNS経由でサイトに訪れたユーザーに自社の顧客になってもらうと言うように活用します。
ホームページと合わせてSNSを活用することで、より集客効果を高める事ができます。
ホームページの集客効果について、集客できない場合の原因と対策まとめ
今回は、ウェブ解析士として企業のサイト解析、集客などを行う私が、ホームページの集客効果について詳しく解説しました。
ホームページは、コツコツと改善を重ねれば、非常に強力な集客ツールとなります。
すぐに効果は出ないかもしれませんが、長期的な目線で取り組むことをおすすめします。
是非、このページを参考にしてみてください。