【このページの内容】
- 集客力がないホームページの原因がわかる
- 集客力のあるホームページの特徴がわかる
- ホームページの集客力を上げるコツがわかる
現在、ホームページはビジネスに欠かせないツールとなっています。
特に集客のチャネルとしては、商品、サービスを問わずを多くの企業が利用しています。
このページでは、「集客力があるホームページ」と「集客力がないホームページ」の違いや、ホームページの集客率を高める方法について詳しく紹介します。

かずたか@ウェブ解析士
SEO、MEO、コンテンツマーケティングが専門のWEBディレクターです。オウンドメディア集客が得意で、1年間でPV数200%UP、問い合わせ数270%UPなど実績も多数。中小企業や個人向けの集客ノウハウを発信しています。 【保有資格】ウェブ解析士協会 認定ウェブ解析士、全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Twitter/@kazutaka_wmn
目次
ホームページが集客に欠かせない理由とは?
近年では、ホームページはビジネスに欠かせないツールの一つです。特にウェブ集客に関してホームページは非常に重要です。
ホームページが集客に欠かせないのは、どのような理由なのでしょうか。
会社の信頼に直結する
総務省発表「平成28年通信利用動向調査報告書」によると、企業の87.8%が自社でホームページを開設しています。
業種、業界によってはホームページが必要のない企業もありますので、87.8%という数字から”ほとんどすべての企業”がホームページを持っている状況であることがわかります。
こういった状況になっているため、ホームページを持っていないというだけで
「実態のある会社なんだろうか?」
「住所も連絡先もわからないので不安」
というように、顧客の信頼を損ねてしまう原因になることもあります。
電子契約が主流になっている
数年前までは、ホームページ上で契約するサービスは通販サイトくらいしかありませんでした。しかし、現在はあらゆるところで電子契約が主流になってきています。
例えば、携帯電話やクレジットカードの申し込みでは、対面商談にもかかわらず、契約はiPadで入力します。また、企業間の契約でもオンラインサイン、電子サインが用いられ、書類を使わないことも増えました。
頻繁に電子契約を交わす機会がある場合は、ホームページ上に契約フォームを用意しておき案内するという使い方ができます。
情報収集の主流がインターネットになっている
近年、情報収集といえばインターネット検索が主流です。
総務省発表「平成28年通信利用動向調査報告書」によると、情報収集をする際に利用するツールとして約7割の人がインターネット検索をあげています。
せっかく、自社サービスに関心を持つユーザーがいて、インターネットで調べようと思ってもホームページがなければ調べることができません。調べることができなければ知名度は上がらず、売上を伸ばすことが難しくなります。
集客力がないホームページの原因
ホームページの制作を考えている方、ホームページを持っているけど集客に活用できていないという方は、「集客力がないホームページの原因」を理解する必要があります。
ここでは、集客力がないホームページの主な原因について紹介します。
信頼感が低い
ホームページで集客するためには、ユーザーがサイトへ感じる信頼感が重要です。
ユーザーの信頼感を落としてしまう原因としては、以下のようなものがあります。
無料or格安ホームページでデザインがしょぼい
最近では、無料でホームページを作れるツールや、数千円程度でホームページを制作してくれるサービスがたくさんあります。もちろん、こういったサービスがすべて悪いというワケではありません。
しかし、無料ホームページや格安ホームページはひと目でわかります。もし、自分がお客の立場だったらしっかりしたホームページを持っている会社のほうが信頼できますよね。
作りっぱなしで更新されていない
ホームページは作りっぱなしではいけません。
もし、サイトを閲覧したときに情報が数年前で止まっていたら、
「会社が潰れてしまったのかな?」
「ホームページの更新にかけるお金もないのかな?」
といったネガティブな印象につながってしまいます。
そのため、長くても1年に1度、できれば2,3ヶ月に1度程度は、情報を見直し更新するようにしましょう。
ユーザーの欲しい情報が不足している
ホームページで集客をするためには、ユーザーが必要とする情報を網羅的に掲載しておくことが重要です。
一口にホームページといっても、
- 会社の名刺代わりの「コーポレートサイト」
- 人材採用を目的にした「リクルートサイト」
- 商品やサービスの販売を目的とした「サービスサイト」
などがあります。
当然ですが、それぞれ目的が違いますので、掲載しなければならない情報が異なります。目的に合わせて必要な情報が掲載されていなければ集客力は低くなります。
ユーザー分析が不足している
ユーザーが必要とする情報を掲載するためには、ユーザー分析をする必要があります。
しかし、多くのホームページ制作会社は、中身ではなく見た目を重視したホームページを制作します。
集客を成功させるためには、自社のターゲットとなるユーザーを分析し、「ユーザーが必要な情報」を掲載する必要があります。
集客力のあるホームページの特徴は?
集客力のあるホームページには共通点があります。
ここでは、集客力のあるホームページの特徴の中から基本的な5つを紹介します。
ユーザー目線で作られている
集客力のあるホームページは、必ずユーザー目線で作られています。
ユーザー目線とは、
- ユーザーが知りたい情報が網羅されている
- 情報が整理され、見たい情報が見つかる
という2点です。
ホームページを制作する際、製作側の伝えたい内容や見せたいものを中心に作ってしまいがちです。そういったことのないようにユーザー目線で制作することが重要です。
入り口から出口まであらかじめ計画されている
ホームページ集客では、
- ユーザーの入り口
- ホームページ内での動き
- サイトの出口
が重要になります。
具体的には、どういった方法でホームページにユーザーを誘導するか、サイト内でどの順番でページを見せるか、どのタイミングで問い合わせフォームに誘導するかという順番です。
こういった設計がなされていないと、そもそもホームページのアクセスが増えない、アクセスはあるけど問い合わせにつながらないといったことになってしまいます。
ホームページ作成後の運用方法まで計画されている
ホームページは作成してからが重要です。
作成後に情報を更新することもあると思いますが、思いつきで適当に更新していては、1年、2年もするとサイト内が散らかった状態になってきます。
ホームページの中にページを増やすことは簡単です。しかし、ページを削除することはSEO対策で慎重に行う必要があります。
こういった背景から、集客力のあるホームページは作成後の運用方法まで事前に計画されています。
定期的に更新するコンテンツが1つ以上ある
ホームページで集客をするために欠かせないのが、定期的に更新されるコンテンツです。
例えば、商品やサービスに関するお役立ち情報を発信したり、利用したお客様の声を定期的に発信したりといったコンテンツです。
ホームページをはじめインターネット上の情報は、どんどん新しいものが発信されますので、現状維持だとすぐに陳腐化してしまいます。
こういったことを防ぎ、安定的にユーザーを集め続けるために、定期的に更新するコンテンツが必要なのです。
独自性のあるポイントが一つ以上ある
ホームページで集客をする際、競合他社とどうやって差別化するかが問題です。
同時に、集客力のあるホームページには、独自性のあるコンテンツが必ずあります。
コンテンツというと難しく聞こえますが、実名顔出しでホームページ上に人物を登場させたり、SNSなどと関連付けて独自性を出したりということでも問題ありません。
また、どこよりも丁寧に情報を解説する、画像や動画を使ってわかりやすく説明するといった方法でも独自性を創出することができます。
ホームページ集客の基本の流れ
ホームページで集客するためには、集客の流れについて理解する必要があります。
ここでは、ホームページで集客するための基本的な流れについてご紹介します。
調査&戦略立案
ホームページ集客では、事前の調査と戦略立案が欠かせません。
具体的には、
- 何をアピールすればよいか?
- 効果的なアプローチ方法は?
といった項目で、ユーザー(ターゲット)に関して調査します。また、競合他社や競合サイトも5~10個ほどピックアップして、どういったホームページを作っているか、どんな情報を掲載しているかを調査していきます。
この調査は非常に重要で、通常10時間~20時間をかけて徹底的に調べます。
そして、情報が集まったら戦略に落とし込んで行きます。
戦略を考える際は、
- どういったホームページにするか
- どういった差別化をするか
- ホームページができたあとの運用はどうするか
という3点について検討しましょう。
調査、戦略立案の出来が集客の成功に大きく関わりますので、手を抜かず丁寧にやりましょう。
ホームページ作成
戦略の検討が終わったら、ホームページを作成していきます。
ホームページを作成する際の注意点としては、できるだけケチらないとういことです。
ホームページの制作を依頼する場合テンプレートを利用したもので30万円以下、完全にオリジナルなもので100万円以上かかるのが相場です。
また、集客が得意なホームページ制作会社などでは、ホームページの制作とコンサルティングと合わせて150万円~300万円ほどかかることも珍しくありません。
先にも紹介しましたが、格安のホームページや無料ツールなどでは集客に特化したホームページを作ることはできません。
したがって、複数の制作会社と打ち合わせを行い、知識をつけながら発注先の企業を見つけるようにしましょう。
PDCAサイクルの実践
ホームページは作成して終わりではありません。
作成したあとに、効果検証を行いホームページを修正していくことで効果を上げて行きます。
これをPDCA(Plan Do Check Action)サイクルと言います。
PDCAを行うためには、振り返りを行うための目標を設定しなければいけません。
目標は、問い合わせ○件としたいところですが、いきなり問い合わせ数や売上だけを目標にすると失敗しやすくなります。
そのため、
- ホームページのアクセス数
- 問い合わせフォームへの遷移数
- 問い合わせ数
と問い合わせの前のフェーズに目標を設定するようにしましょう。
まずは、アクセスを稼げるようにアクションを行い、アクセスがある程度稼げるようになったら、問い合わせフォームなどへの遷移数に目を向けて行きます。
そして、ある程度、ユーザーがサイトへ訪れるようになれば、実際の問い合わせ数や売上などに目を向けて行くようにしましょう。
上記の流れでは、細かい部分は省略していますが、初めてホームページ集客に取り組む方や経験が少ない方は難しく考えず上記の流れを参考にしていただければと思います。
ホームページの集客力を上げる8つのコツ
ホームページの集客力を上げるコツについて紹介します。
ホームページの目的はシンプルに!明確に!
ホームページ集客力を上げるためには、目的をシンプルで明確なものにすることはが重要です。
ホームページの目的は、
- 問い合わせを獲得すること
- 商品を販売すること
- 商品について知ってもらうこと
- 会社について知ってもらうこと
など様々あります。
例えば、ホームページの目的が、問い合わせも獲得したい、商品も販売したい、商品や会社について知ってももらいたいと欲張っていると、必然的にホームページのデザインや情報がややこしくなってしまいます。
ホームページがわかりにくいと、ユーザーはすぐに別のサイトへ移動してしまいます。
ホームページの目的はシンプルで明確なものにし、それに準じたホームページとなるようにしましょう。
情報を詰め込み過ぎない
ホームページのに掲載する情報は、「あれも、これも載せたいし、せっかくだからこれも載せておこう!」というように、詰め込みたくなってしまいます。
しかし、情報は詰め込めば詰め込むほど、ユーザーの興味は目移りし、商品の問い合わせや購入に繋がりにくくなってしまうものです。
そのため、あらかじめ分析しておいたユーザーの情報に基づいて、必要な情報を厳選し最低限の情報となるようにブラッシュアップしていくことが集客力を高めるポイントです。
見やすいデザインを心がける
ホームページは、見やすいデザインも重要です。
ホームページを開いたときに、
- デザインが古臭い
- 写真も画像があらい
- 色に統一感がない
- 文字が小さい
など、見づらい要素があれば、「戻る」ボタンを押して別のサイトに移動してしまいますよね。
ホームページのデザインは、ひと目で、どこに何があるかがわかりやすいシンプルで見やすいデザインが理想的です。
定期的に情報を更新する
ホームページは作って終わりではありません。
もし、更新が数年前に止まっていたら、この会社もうやっていないのか?と不安になってしまったり、古い価値の低いホームページだと思われてしまいます。
こういったことを避けるために、定期的な更新が書かせません。
日付に関するところは、最低でも1年に1回は更新するようにしましょう。
また、商品やサービスによっては、ユーザーは何度もホームページを訪れる場合もあります。そのため、何度かユーザーが訪れることも前提にコンテンツの更新をすると良いでしょう。
半年から1年程度は待つ!
ホームページの集客は、すぐに効果が出るものではありません。
どんなに良いホームページでも効果が出るまでに、早くて半年、平均すると1年程度はかかります。そして、適切に運用しているホームページは時間が立つほど集客効果が高くなっていきます。
しかし、多くの方が効果が出ないと諦めて更新を怠ってしまったり、新しい方法に目移りしてホームページをぐちゃぐちゃにしていきます。
ホームページ集客の特性を理解し、効果が出るまでしっかり待つことも集客力を高めるために重要です。
競合他社のホームページを定期的にチェックする
ホームページを多くの企業や人が持つようになってから15年ほど立ちますが、毎年進化を続けています。それは、これからも同じで日々新しい技術や手法が考えられ、ホームページ集客に生かされて行きます。
こういった背景から、定期的に競合他社のホームページをチェックし、情報収集し自社のホームページに活かすことも集客力を高めるためには重要です。
ホームページを宣伝できるところはすべて利用する
ホームページのURLを色々なところで宣伝することは、ホームページのアクセスアップに繋がります。
また、色々なところからアクセスのあるホームページは、Googleからの評価も上がりやすくSEO的にも良いです。
このようなアクセスを集めるためには、FacebookやTwitterの自己紹介部分にURLを掲載したり、Googleマイビジネスに登録したり、業界団体や関連協会のホームページに掲載してもらったり、従業員のメールや名刺にQRコードを掲載したり…
ホームページを宣伝できるところは、できるだけ利用するようにしましょう。
SNSと連携し拡散されるように工夫する
ホームページとSNSは相性がよく、拡散されればアクセスを増やしたり、知名度を上げたりとメリットがたくさんあります。
ホームページはまっているだけでは、拡散されるようにはなりません。
ホームページ上にSNSはのシェアボタンを設置したり、「よかったらSNSでシェアしてください!」とテキストで記載したり、自社でSNSでのアカウントを作ってシェアしたりと工夫が必要です。
SNSを活用することもホームページの集客力を上げるためのコツです。
集客力があるホームページにするコツまとめ
このページでは、集客力があるホームページと集客力がないホームページの違いや、ホームページの集客率を高める方法について詳しく紹介しました。
多くの企業が取り組むホームページ集客ですが、作れば効果が出るといった簡単なものではありません。
今回紹介したコツを生かして頂いて集客力のあるホームページを作ってみてはいかがでしょうか。