かずたか@ウェブ解析士
ブログの最初の難関!ブログの名前の付け方について解説しています!
ブログを作る際に、最初に頭を悩ますのがブログの名前ではないでしょうか。
ブログの名前とは、言わば「看板」のようなものです。魅力的でキャッチーな名前をつけることで、多くの読者からのアクセスが期待できます。
しかし、
- どんなブログの名前にすればいいかわからない
- 決める際のルールや注意点はあるのか
ように、ブログの名前について疑問を抱える人も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- ブログの名前の重要性
- 決め方と手順
- ブログの名前が思いつかない時の対処方法
などを解説します。
「どうしたらいいか悩みすぎて、記事作成に進めない」といったことがないよう、しっかり学んでいきましょう。

かずたか@ウェブ解析士
SEO、MEO、コンテンツマーケティングが専門のWEBディレクターです。オウンドメディア集客が得意で、1年間でPV数200%UP、問い合わせ数270%UPなど実績も多数。中小企業や個人向けの集客ノウハウを発信しています。
【保有資格】ウェブ解析士協会 認定ウェブ解析士、全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Twitter/@kazutaka_wmn
目次
ブログの名前はなぜ重要?
ブログの名前はブログのアクセス数の増加や、ブランディングにつながる要素です
その理由は、ブログの名前が指名検索、サイテーションに影響してくるからです。
指名検索とは、企業名や商品名といった固有名詞を使って検索されることです。
指名検索が増えると、検索エンジンが「このブログはよく検索されている」と判断し、SEOにも良い影響があるとされています。
また、サイテーションも同様にSEOに影響を与えます。
サイテーションは直訳すると「言及」するという意味があり、「企業名や商品名などが他のサイトやブログに書かれること」を言います。
サイテーションとよく似たものに、被リンクと呼ばれるものがあります。
サーテーション
名前が記載されただけで、リンクがついていないもの
被リンク
名前+リンクがついているもの
もし、ブログの名前がわかりにくかったり、覚えにくかったりした場合、指名検索やサイテーションにどんな影響が出てくるでしょうか。
- ユーザーから言及してもらえない
- 正しい名称で言及されない可能性がある
など、悪影響が出る可能性があり、「読者からの評価を得られなくなる」という結果に繋がってしまいます。
「読者の評価が高い=SEOの評価が高い」という関係もあり、ブログの名前はSEO的な観点でもブログ全体の順位を決める重要な要素であると言えます。
ブログの名前の付け方 7つのポイント
では、どのようにブログの名前をつければいいのか、ポイントについて解説します。
以下の7つのポイントを押さえましょう。
- 他のブログとかぶらない
- シンプルで短く
- 難しい言葉は避ける
- テーマと関連があったり、想起できる
- キャッチーなフレーズを使う
- 自分が愛着を持てる
- タイトルと類似したドメインが取れる
- ビックキーワードをブログ名に盛り込む
他のブログとかぶらない
名前は他のブログとかぶらないようにしましょう。
同名のブログが複数あれば、読者が混乱してしまいます。さらに、名前がかぶった相手のブログにアクセスが流れてしまうなどの問題も出てきます。
仮に相手のブログの名前が商標登録されていれば、商標法違反に問われる可能性も少なくありません。
自分の中である程度の候補を絞れたら、他に同じ名前のブログが存在していないか検索し、調べるようにしましょう。
シンプルで短く
ブログの名前はシンプルで短いものにしましょう。
長く複雑な名前であると、人の記憶に残りづらいためです。
例えば、以下のようなブログの名前の案があるとしましょう。
「FXの教室」
「月間100万超えトレーダーが教える一番稼げるFXの教室」
どちらの名前の悪くはありませんが、前者の場合は単純明快で覚えやすいのに対して、後者は長文のため覚えにくいです。
一般的に有名なブログを見てみると、
ブログ・WordPressの教科書「ブログ部」
manablog(マナブログ)|マナブ
gori.me(ゴリミー)|g.O.R.i
hitodeblog(ヒトデブログ)|ヒトデ
4~6文字ほどで名前がつけられていることが多いです。
難しい言葉は避ける
読者が読めないような、難しい漢字や表現は避けましょう。
難しい漢字や表現のブログ名だと、ブログの名前で検索してもらいにくくなったり、ブログの名前からコンテンツを想像できないなどの問題があるからです。
例えば、「FXの教室」というブログ名であれば、検索しやすいと言えます。
しかし、「月間100万超えトレーダーが教える一番稼げるFXの教室」であればどうでしょう。
難しい漢字や表現からどう検索していいのか、読者が困ることは明白です。
なるべく漢字や英語の多用を避け、わかりやすい表現になることを心がけましょう。
テーマと関連があったり、想起できる
ブログの名前はブログのテーマと関連をもたせた名前にしましょう。
ブログの名前とテーマを関連付けることで、ブログの内容を想像してもらいやすくなります。
例えば、「クッキングライフ」というブログの名前であれば、「料理」をテーマにしていることが容易に想像できるでしょう。
また、「フィッシングチャンネル」というブログの名前であれば、「釣り」をテーマにして言うことがわかります。
テーマと関連付けすることで、「このテーマならこのブログ」と読者に認知してもらいやすいといったメリットもあります。
キャッチーなフレーズを使う
キャッチーなフレーズを使うことも有効的です。
キャッチーとは、以下のような意味です。
[形動]受けそうであるさま。人気になりやすいさま。特に音楽で、旋律が覚えやすいさま。「キャッチーなメロディー」
引用:「キャッチーとは – コトバンク」
つまり、耳障りが良かったり、響きが良かったりするフレーズと考えると良いでしょう。
キャッチーなフレーズは読者の印象に強く残ります。
例えば、「テレビで流れたうたい文句をいつまでも覚えている」といった経験はないでしょうか。
これはブログの名前でも同じことです。
キャッチーなフレーズを用いる際は、以下の2パターンを試してみましょう。
- 名前にプラスする 例:「毎日が料理日和|クッキングライフ」
- キャッチーなフレーズ自体を名前にする 例:「クッキングママ」
とにかくブログの最優先事項は、「読者から認知してもらうこと」にあります。
キャッチーなフレーズは、ブログ認知の助けになるはずです。
自分が愛着を持てる
ブログを長く続けていくなら、自分が愛着を持てる名前をつけるようにしましょう。
愛着が持てた方が、「もっと大きくしていこう」といったやる気やモチベーションに繋がります。
ブログを育てるこということは、子育てと一緒です。その中ではもちろん、愛しい我が子へ「こんな人になってほしい」といった意味を持った名前をつけますよね。
同じようにブログでも愛着が持てる名前をつけてあげましょう。
- 自分が気に入っているフレーズを盛り込む
- 今後使い続けても飽きない
といったことを参考に、愛着の持てるものを探してみましょう。
タイトルと類似したドメインが取れる
タイトルとドメイン名は一致させておくべきです。
ドメイン名とは、ブログのURLのことで、URLの以下の部分を言います。
ドメイン名は検索結果を見てもらうとわかる通り、ブログの名前よりも上に表示されています。
また、SNSのプロフィールでブログを紹介する場合にも、ドメイン名を表示させることになります。
もしブログ名が、「太郎のブログ」なのに、ドメイン名が「hanakosblog.com」だったら、ユーザーは間違えてアクセスしたのかな?と混乱してしまうかもしれません。
タイトルとドメイン名を一致させる場合は、以下のような例を参考にしてみてください。
- ブログの名前:「クッキングママ」
- ドメイン名:cookingmama.com
また、ドメイン名と一致させることで、URLから直接ブログへのアクセスも期待できます。
ビックキーワードをブログ名に盛り込む
「このキーワードで検索上位を狙いたい」ということであれば、ビックキーワードをブログの名前に盛り込みましょう。
なぜなら「タイトルに検索キーワードが盛り込まれているか」が、検索エンジンが記事を上位表示させる判断のひとつになるからです。
例えば、税金について取り扱うブログの場合、「税金」というキーワードを盛り込み、以下のようなタイトルにすると良いです。
「ためになる税金のアレコレ」
「まるトク税金研究所」
キーワードを必ず盛り込む必要はないですが、何かに特化したブログを運営していくならキーワードは含めておいた方が賢明です。
ブログタイトルを決める手順
続いて、ブログタイトルを決める具体的な手順について紹介します。
ここではブログタイトルを決める具体的な手順として、
- ブログテーマを明確にする
- ブログテーマに関連するキーワードを書き出す
- 候補を絞り込む
- 同じ名前のブログなどがないか調べる
- ドメインの取得ができそうか調べる
などを解説していきます。
ブログテーマを明確にする
まずはブログのテーマを明確にしておきましょう。ブログで何をテーマに扱っていくかが決まっていなければ、何も話が進みません。
記事の作成や検索上位に表示させることを考えるのは、ブログテーマを決めたその先の話だからです。
テーマについては、自分の得意なことや今後勉強していきたいことなどがおすすめです。例えば、料理が得意である場合、「毎晩のレシピを発信していく」ことをテーマにしてみるとよいでしょう。
しかし、ブログテーマについては、独りよがりなものであってはいけません。必ず「どんなブログで誰にどんな情報を伝えていきたいのか」という視点を中心に考えていきましょう。
ブログテーマに関連するキーワードを書き出す
ブログテーマが決まれば、テーマに関連するキーワードを思いつくだけ書き出してみましょう。
例えば、「毎晩のレシピを発信する」をコンセプトにした場合、
- 料理
- 家族が喜ぶ
- 簡単
- クッキング
- 誰でもできる
- 夕飯
など、さまざまなキーワードが浮かぶかと思います。キーワードは固有名詞だけでなくても大丈夫です。
そのイメージや音など縛りを設けずに書き出していきましょう。
候補を絞り込む
書き出したキーワード同士を組み合わせて、ブログタイトルの候補を考えていきます。
とにかく質よりも数で、どんどん組み合わせていきましょう。
例えば、
料理×家族が喜ぶ=「家族が喜ぶ料理」
料理×夕飯=「夕飯の料理、夕飯料理」
料理×簡単✕夕飯「かんたん夕飯料理、夕飯のかんたん料理」
など、組み合わせ次第では何通りものタイトル候補が作れます。
組み合わせたタイトル候補は、
- 声に出して読んだときにしっくりくるか
- 語呂の良さやリズムはどうか
- なるべく意味のあるタイトルになっているか
といった観点からタイトルを絞り込んでいきましょう。
同じ名前のブログやサイトがないか調べる
タイトル候補の中に、同じ名前のブログがないか確認しておきましょう。
仮に同タイトルのブログを見つけた場合は、そのタイトル候補は除外して考えるようにします。
ドメインの取得ができそうか調べる
最後にドメインが取得できるかどうかを調べましょう。
ドメイン名は先ほど解説した通り、ブログタイトルと一致させておいた方が望ましいです。
ドメインと言っても以下のようにさまざまな種類があり、ほしいドメインが全く取れないということは基本的にはありません。
- .com
- .jp
- .net
- .online
ドメイン検索は以下のサイトから検索するのが便利です。
利用したいドメイン名を入力すれば、取得可能なドメイン情報を一覧にしてくれます。
ブログ名は後で変更できる?よくある疑問に答えます
「いざ、ブログの名前を考えて付けてみたけど、後から変更できるのだろうか?」と疑問に思う人もいるでしょう。
ブログの名前の変更については、以下の2つを押さえておきましょう。
- ブログ名の変更は基本的に大丈夫
- ブログ名の変更はSEOに影響するのか?
ここでは、ブログの名前が後から変更できるかについて、その疑問に答えていきます。
ブログ名の変更は基本的には大丈夫
基本的には後からでも変更することが可能です。しかし、できれば変更はしないほうがよいでしょう。
ブログの名前の変更は、以下のようなリスクを伴います。
- そこまで積み上げた認知がリセットしてしまう
- SEO的な評価に影響が出る可能性がある
- ブログデザインの変更やロゴの作成など手間がかかる
しかし、リスクを理解した上で、変更するのであれば特別問題はありません。
もし、すでにブログを運営しており、
- 長文のタイトル
- 難解な漢字や表現を使用したタイトル
などで、不便をしているという場合は変更も検討しましょう。
また、しばらくブログを運営していると、取り扱うテーマが変わったり、ターゲットを変更したりということもあると思います。
こういった場合も、無理に今の名前に固執するのではなく、変更するほうが良い場合もあります。
ブログの名前を変更する場合は、上記のリスクを踏まえた上で「本当に変更が必要なのか」を十分に考え実施するようにしましょう。
ブログ名の変更はSEOに影響するのか?
「ブログの名前を変更は、SEOに影響が出るのでは?」と考える人もいるでしょう。
しかし、名前を変更がSEOへ与える影響は基本的には少ないものと考えられます。なぜなら、SEOではブログの名前だけではなく、コンテンツの良し悪しがより重要だからです。
但し、ブログ名にキーワードを明確に含めていて、それがすでに上位表示している場合は注意が必要です。
例えば、「ウェブデザインブログ」という名前でブログを運営していて、すでに「ウェブデザイン」というキーワードで検索結果1位に表示していたとします。
この状況で「ウェブデザインブログ」を「ウェブライティングブログ」に変更した場合、「ウェブデザイン」の順位が下がる可能性はあります。
ブログ名が思いつかないときに使えるテクニック4選
ブログの名前を考える上でのポイントや手順を解説してきました。しかし、「どうしても思いつかない」という方や、できるだけ良い名前をつけたいという方もいると思います。
そんな場合に使える以下のテクニックを紹介します。
- プラス造語法
- 減量造語法
- 変形造語法
- 並び替え造語法
プラス造語法
プラス造語法では、異なる二つの言葉を合体させることで新たな言葉を作り出します。
ネーミングの手法でも、最も一般的といわれいてるものです。
例えば、プラス造語法では以下のように造語します。
料理+かんたん=かんたん料理
太郎+ブログ=太郎ブログ
ブログの名前を決める手順の「候補を絞り込む」では、このプラス造語法を利用して名前の候補を作成しています。
減量造語法
減量造語法もプラス造語法と同様、2つの言葉を足して新しい語を作る方法です。
しかし、プラス造語法が、言葉と言葉をそのまま繋げるのに対して、増量造語法は、元の意味を保ったまま、言葉を発音しやすいように減らして造語します。
例えば、減量造語法では以下のようになります。
太郎+ブログ=タロブロ
フィッシング+ハック=フィッシュハック
減量造語法を使うと、耳障りのよいブログ名が作りやすくなります。
変形造語法
変形造語法は、発音のしづらさや文字量の多さなどの問題から、言葉の一部を変形させる造語法です。
例えば、増毛で有名なアデランスはもともと、「adherence(アドゥヒアレンス)」という単語が由来になっています。
しかし、アドゥヒアレンスでは、語感が複雑で発音しづらいことから、文字の一部を削ったり、変更したりすることで「アデランス」という発音しやすくキャッチーなネーミングが出来上がっています。
テーマを外国語に変換し、変形造語法をするというのもブログ名を考える際の方法になります。
並び替え造語法
並び替え造語法は、単語や語を並び替えネーミングする方法です。
例えば、有名タイヤメーカーの「ブリヂストン」は、創業者の石橋さんの苗字をもじって作られた造語です。
このように並び替えを行うことで、単に組み合わせるよりも語呂が良くなる場合もあるのです。
それでもだめなら、プロに依頼
「いろんな造語方法を試してみたけど、やっぱり思いつかない」といった場合は、クラウドソーシングサイトを利用してみましょう。
クラウドソーシングサイトもさまざまありますが、
などが一般的です。費用についても交渉次第では数千円程度で募集することもできます。
あらかじめ提案を確認できるので、さまざまなネーミングを比較しながら選ぶことができるのが魅力的です。
まとめ
この記事では、ブログの名前を決めるためのポイントや手順などについて解説しました。
ブログの名前は読者にとっても、検索エンジンにとっても影響を与える可能性があるため、重要な要素となります。
この記事の内容を参考にしていただき、お気に入りのブログ名をきめましょう。
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