【このページの内容】
- タイトルがSEOで重要な理由がわかる
- SEOに適したタイトルの7つのポイントがわかる
- SEOに強いタイトルの3つの考え方がわかる
ブログや記事のタイトルはSEO対策において最重要項目です。
しかし、SEOを始めたころは、「どんなタイトルが良いかわからない」という方も多いと思います。
このページでは、SEOに適したタイトルについて、広告代理店でSEOマネージャーをしている かずたか が詳しく解説します。
尚、SEO対策記事の作成方法については、「SEO対策記事の作成方法!Google検索で評価されるポイントを解説」で詳しく解説しています。

かずたか@ウェブ解析士
SEO、MEO、コンテンツマーケティングが専門のWEBディレクターです。オウンドメディア集客が得意で、1年間でPV数200%UP、問い合わせ数270%UPなど実績も多数。中小企業や個人向けの集客ノウハウを発信しています。 【保有資格】ウェブ解析士協会 認定ウェブ解析士、全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Twitter: @kazutaka_wmn
目次
タイトルがSEOで重要な理由
「SEOではタイトルが重要だよ!」
と聞いたことがあると思いますが、なぜ重要なのでしょうか。
それは、Googleもユーザーもブログのタイトルから内容を理解しているからです。
例えば、「ブログSEO」について詳しく書かれている記事でも、「昨日の昼ごはん」というタイトルがついていれば、ユーザーもGoogleも「ブログSEO」について書かれた記事だと判断できません。
つまり、SEOではコンテンツももちろん重要ですが、そもそもタイトルが適切でなければ、全く意味がありません。
実際、Googleが運営するGoogle Developers「SEO スターター ガイド」でも、タイトルがSEOにおいて重要な要素であると解説されています。
また、タイトルをつける際の注意点として、
「ページのコンテンツについて正確に記述する」
「各ページに固有のタイトルを付ける」
「簡潔でわかりやすいタイトルを使用する」
引用:Google Developers「SEO スターター ガイド」
といった内容が記載されています。
なお、ブログで集客を行うコツなどについては、「ブログ集客のコツ、仕組み、メリット、集客できない原因まで徹底解説!」で、詳しく解説をしています。
SEOに適したタイトルの7つのポイント
SEOに適したタイトルを作成するためのポイントについて紹介します。
SEOに適したタイトルにするためには、
- キーワードを必ず含める
- キーワードをできるだけ前方に配置する
- キーワードは基本的に1つまで
- 文字数は30文字程度で作成する
- ユニークなタイトルにする
- 記事の内容がひと目でわかる
- 信頼性につながる情報を入れる
上記を抑えている必要があります。一つずつくわしく見てみましょう。
キーワードを必ず含める
キーワードを含めることはSEOの基本です。
例えば、ターゲットキーワードが「ブログ アクセス 増やし方」だとすると、
「ブログのアクセスを1年で10倍にした簡単な増やし方」
というようにキーワードが網羅されているようなタイトルにします。
そもそも、SEOではタイトルに含まれていないキーワードで、上位表示させることは”ほぼ”不可能です。
そのため「ブログ アクセス 増やし方」を狙っているにも関わらず、
というように、キーワードが含まれていなければ、「ブログ アクセス 増やし方」で検索したときに上位表示させることは難しいでしょう。
キーワードをできるだけ前方に配置する
キーワードを含める際、できるだけ前方に配置するようにしましょう。
例えば、ターゲットキーワードが「ブログ アクセス 増やし方」だとすると、
「ブログのアクセスの増やし方!1年で10倍にした方法を解説します」
というようにできるだけすべてのキーワードが前方に来るようにします。
上記のように、キーワードが後方にあると順位も上がりづらく、上がったとしてもクリック率が低くなってしまいます。
キーワードは基本的に1つまで
SEOでは、1ページで狙うキーワードは1個が基本です。
例えば、1ページで「ブログ アクセス 増やし方」と「ブログ 稼ぎ方」という2キーワードを狙うのは適切ではないと言うことです。
この考え方に則って、タイトルでも1つのキーワードを中心に構成するようにしましょう。
「ブログ アクセス 増やし方」というキーワードの場合、
このタイトルは良いタイトルとなります。
反対に、「ブログ アクセス 増やし方」と「ブログ 稼ぎ方」の2語を狙おうとして、
といったタイトルにしてしまうと、テーマ性が分散してしまうため、いずれのキーワードでも上位表示しづらくなります。
文字数は30文字程度で作成する
タイトルの文字数は、検索結果に収まるように、30文字程度になるようにしましょう。
下記の画像を見ていただくと分かる通り、検索エンジンの検索結果に表示される文字数には上限があります。
長すぎるタイトルだと自動的に省略され全部表示されず、意味が伝わらなくなることがあります。
表示される文字数はPC、スマホでも異なり、ブラウザによっても異なります。そのため文字数を断言することはできませんが、30文字前後であれば大抵の場合表示されています。
ちなみに、ご存知ではない方もいるかも知れませんが、検索結果には設定したタイトルがそのまま表示されるわけではありません。
実は、ユーザーの利便性を図るためにGoogleが独自の判断で表示させるタイトルを変更することがあります。
ユニークなタイトルにする
タイトルをつける際は狙っているキーワードで実際に検索し、ユニーク(独自性のある)なタイトルをつけましょう。
例えば、「ブログ アクセス 増やす方法」というキーワードで検索したときに、
「ブログでアクセスを増やす方法を解説します」
「ブログアクセスを増やす方法について紹介します」
「ブログのアクセスを増やす方法について丁寧に教えます」
といった記事が並んでいたとします。
自分がタイトルをつけるとき、すでにあるものと同じようなタイトルをつけても上位表示することはできません。
したがって、
「【画像解説】ブログアクセスの増やし方徹底解説」
「ブログアクセスの増やし方!月6桁ブロガーが伝授します!」
「世界一簡単なブログアクセスの増やし方紹介します。」
というように、他の記事にはないユニークなタイトルになるように工夫をしましょう。
なお、このようにユニークなタイトルにするためには、内容もユニークでなければいけませんので、その点を考慮してブログを企画してみましょう。
記事の内容がひと目でわかる
タイトルは記事の内容を的確に表現するものでなければいけません。
例えば、「ブログ 稼ぎ方」を言うキーワードの場合、
「ブログの稼ぎ方について世界一、宇宙一丁寧でわかりやすく説明してみようかなー」
のように、注意して読まないと内容がわからないタイトルはよくありません。
「ブログの稼ぎ方徹底解説!わかりやすく解説しています。」
「スグ実践できる「ブログの稼ぎ方」について紹介します」
というように見た瞬間にできるだけ意味がすぐに伝わるようにしましょう。
信頼性につながる情報を入れる
ブログの内容に関して、信頼性につながる情報があれば入れるようにしましょう。
例えば、「車の塗装」に関する記事の場合、
「【現役塗装屋が紹介】車を塗装する際の注意点」
「【トヨタ社員が語る】車を塗装する際の注意点」
というように、書いている本人の身分を記載したり、
「世界大会優勝者が語る!車を塗装する際の注意点」
「年間塗装台数100台の俺が言う!車を塗装する際の注意点」
というように、実績を記載したり、信頼性をアピールすることがあれば記載するようにしましょう。
ブログ自体のタイトルでのポイント
ここまでは、ブログ個別の記事に関するポイントを紹介しました。
ここでは、ブログ自体のタイトルで気をつけたいポイントも追加で紹介します。
ブログ自体のタイトルでも、基本的なポイントは上記の7つです。
加えて、サイテーションを意識したタイトルをつけるようにしましょう。
サイテーションとは、以下のようなものです。
サイテーションとは、ネット上で企業名、店舗名、電話番号、もしくはWebサイト名などを言及される行為
引用:「サイテーション”とは? 概要、SEO効果、獲得のためにできること:株式会社イノーバ」
このサイテーションもSEOの評価において重要であるということを、Googleのジョンミューラーさんも動画の中で語っています。
つまり、
「”〇〇ブログ”っていいこと書いてあるよね」
「私がよく見るブログは”〇〇ブログ”です。」
というように、言及されやすいブログ名にする必要があるということです。
言及されやすいブログ名とは、
- シンプルでわかりやすい
- 独自性があり、他とかぶらない
- 覚えやすい
という3点が重要です。
ブログタイトルは、簡単に変更できるものではありませんので、事前によく検討しましょう。
ブログ全体でのSEO施策に関しては、「ブログSEO完全解説!初心者、中級者向け基本対策」で解説していますので、ご覧ください!
SEOに強いタイトルの3つの考え方
ここまででは、ブログタイトルを作成する際のテクニックについて紹介しました。
しかし、細かいテクニックも重要ですがもう少し大きな概念も理解しておく必要があります。
ここでは、SEOに強いタイトルを作成する上で重要の3つの考え方について紹介します。
ユーザビリティ(利便性)を意識する
SEOを含むWebの世界では「ユーザビリティ」と言う言葉がよく使われます。
ユーザービリティとは、一般的に以下のような意味合いで使用されます。
一般的には、Webサイトやソフトウェアなどの操作性や使いやすさを示す言葉。
なるべく簡単で、迷わず、ストレスを感じずに操作できることを「ユーザビリティがよい(高い)」と言う。
引用:「ユーザビリティ とは 意味/解説/説明 【usability】 | Web担当者Forum」
SEOにおけるユーザビリティとは、簡単に言い換えると「内容のわかりやすさ」です。
例えば、キーワードを詰め込み過ぎて意味がわかりにくいタイトルや、SEOを意識し過ぎた結果、タイトルと内容がずれているといった状態は、ユーザービリティが高い状態ということはできません。
ユーザーが知りたい情報を意識する
そもそも検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードに対して、最も良い答えを返すことが求められています。
Googleの元最高経営者であるラリー・ペイジさんは、検索エンジンについて次のように述べています。
完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する情報を返すものです。
つまり、SEOに強いタイトルを作成では、
では、どういったタイトルならユーザーが知りたい情報を網羅しているかというと、その答えはありません。
逆に言えば、より良いものを突き詰めることで既存の記事よりも上位表示することができるということでもあります。
「E-A-T」を意識する
「E-A-T」とは、近年SEOで非常に重要とされている評価基準のことで、
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
上記の3つの要素の頭文字をとって「E-A-T」と呼ばれています。
E-A-Tはタイトルだけではなく、ブログ全体で重要な項目です。
タイトルを作成するときにも、E-A-Tを意識しましょう。
Expertise(専門性)
SEOにおける専門性とは、ブログ全体や個別の記事においてテーマに専門性があるかという指標になります。
例えば、海外旅行について調べているときに、
旅行、映画、本など趣味の話を雑記的に書いてあるブログ
旅行代理店に勤務する人が、海外旅行にテーマを絞って書いたブログ
のどちらを読みたいと思うでしょうか。
また、アメリカのカリフォルニア州への旅行について調べているときに、
アメリカ全般について広く浅く書かれている記事
アメリカカリフォルニア州の名所について詳しく書かれている記事
のどちらが読みたいでしょうか。
このようなことから、ブログ全体のテーマを決めるとき、個別の記事のテーマを決めるときいずれの場合でも、できるだけテーマを絞り詳しく書くことが重要だとわかります。
Authoritativeness(権威性)
権威性とは、ブログや記事を作成している人の社会的地位といえます。
権威性は、知名度やブランドと言い換えるとわかりやすいのではないでしょうか。
例えば、全く同じ記事があったときに、
無名で匿名の個人ブロガー
ウェブで話題のコンサルタント
のどちらが書いた記事のほうが、社会的な地位があるでしょうか。
無名の個人ブロガーは適当な内容や人を騙すような内容を書いたとしても、そこまでリスクはありません。
しかし、社会的な地位がある方は、適当な内容の記事を書くことにそれなりのリスクがあります。
こういった理由から、権威性は情報の正確性を図る一つの指標としてみられています。
Trustworthiness(信頼性)
信頼性は、そのブログや記事が信頼できるかどうかを測る指標です。
具体的には、誰がその記事を書いたかという点です。
例えば、同じ記事があったときに、
無名で匿名の個人ブロガーが書いた記事
公的な機関が書いた記事
とどちらが信頼できるでしょうか。
ジャンルによって判断基準は変わりますが、最低限記事を書いた人や監修した人の身元情報を記載したり、運営会社のプロフィールを充実させるといった対策が必要でしょう。
ちなみに、権威性とよく似ている印象を受けますが、権威性が知名度やブランドに近いのに対して、信頼性は知名度やブランド力があるかはあまり重要ではありません。
それ以上に、客観的に証明される確からしさがあるかという点が重要になります。
ブログSEOに適したタイトルの付け方!まとめ
このページでは、ブログでSEO対策をする際のタイトルのつけ方について、広告代理店でSEOマネージャーをしている かずたか が詳しく解説しました。
タイトルはSEOにおいて最も重要な要素です。
良いブログタイトルは、SEOの3つの考え方を理解した上で、7つのポイントを抑えている必要があります。
ぜひ、本記事の内容を理解していただき、SEOに適したタイトルを作成していただければ幸いです。