【このページの内容】
- ブログ記事のネタを探す方法がわかる
- ブログ記事のネタ切れを起さない正しい運営方法
ブログ記事のネタが無いとき、漠然と「何を書こう」と悩んでいてもネタは浮かんできません。
また、思いつきで記事を書いたところで、読んだ方のためになる”良い記事”を書くことはできないでしょう。
この記事では、広告代理店でSEOコンサルタントとして働く私が、SEO的な観点も踏まえ、ブログ記事のネタ探しの方法について紹介します。
その他、「いつもネタ切れで、ブログを書く気にならない、、、」といった方のためにネタ切れの解決方法についても解説します。

かずたか@ウェブ解析士
SEO、MEO、コンテンツマーケティングが専門のWEBディレクターです。オウンドメディア集客が得意で、1年間でPV数200%UP、問い合わせ数270%UPなど実績も多数。中小企業や個人向けの集客ノウハウを発信しています。
【保有資格】ウェブ解析士協会 認定ウェブ解析士、全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Twitter/@kazutaka_wmn
ブログ記事のネタを探す方法10選
早速、ブログ記事のネタを探す方法について紹介します。
サジェストキーワードから探す
サジェストキーワードとは、検索エンジンにキーワードを入れたときに表示される、関連キーワードのことです。オートコンプリート機能などとも呼ばれます。
そもそも、サジェストキーワードは、入力されたキーワードとセットで検索されることの多いキーワードです。
例えば、「東京」とGoogleの検索窓入力すると、以下のようなキーワードが表示されました。
東京ディズニーランド
東京ドイツ村
東京メトロ
東京タワー
東京 ホテル
東京ディズニーリゾート
これらは、「東京」と入力したユーザーが、合わせて検索することの多いキーワード群です。
つまり、世の中のニーズがあるネタということになります。
この方法でネタを探す方法は、「ブログのテーマ、趣味、興味があること、最近買ったものなどを検索窓に入力し、表示されたサジェストキーワードの中からブログのネタになりそうなものを選ぶ」という流れになります。
例えば、検索窓に「釣り」と入力すると、
釣り堀 東京
釣り 居酒屋 東京
釣り 東京
釣りバカ日誌
釣具屋
といったサジェストキーワードが表示されます。
このサジェストキーワードをヒントにすると、
といった記事がかけます。
サジェストキーワードを使ったネタ探しは、手軽にできる方法なので試してみてください!
共起語から探す
共起語とは、あるキーワードと一緒に使われることが多いキーワードのことです。
例えば、「食パン」の共起語は、以下のようなものになります。
専門店
人気
東京
おすすめ
ランキング
レシピ
銀座
先ほど紹介したサジェストキーワードと似ていますが、
検索エンジンで合わせて検索されることの多いキーワード
ブログの記事内、SNSの投稿などで、合わせて使われることの多いキーワード
という違いがあります。
共起語を調べるためには、共起語を検索するツールを利用します。無料のものだと「共起語検索ツール」あたりがおすすめです。
共起語から記事のネタを探すには、ツールの検索窓にブログのテーマや趣味といった、何らかのキーワードを入力します。そして、表示された共起語がから、ブログのネタを探します。
先程の食パンを例にすると、
食パン専門店
食パン 人気
食パン 東京
食パン おすすめ
といったキーワードが出来上がります。
あとは、高級食パンに関する記事を書いたり、食パン専門店に関する記事を書いたりするだけです。
この方法も、非常に簡単な方法ですので、ぜひ試してみてください。
Googleトレンドを利用する
Googleトレンドとは、その名前の通りGoogleが提供するツールの一つで「検索トレンド」を調べることができるツールです。
試しに、「スマホ」とキーワードを入力し、期間を最長の2004年~に設定すると、下のように2011年頃から右肩上がりに増加するグラフが表示されます。
これを見ると「スマホ」と検索する人は、急激に増加したあと、右肩上がりに増加していることがわかります。
反対に、調べたキーワードが右肩下がりになっていれば、年々検索する人は減っているキーワードであるという意味になります。
Googleトレンドを使用して記事のネタを探す場合は、Googleトレンドのトップページを開き、ページ中段あたりの「急上昇キーワード」までスクロールします。
※画像はある日の急上昇キーワードの例です。
急上昇キーワードとは、過去24時間に急上昇した検索キーワードが表示されており、1時間おきに更新されます。
つまり、今日本の人たちが知りたいネタということになります。トレンドブログやトレンド記事を書いている人にとっては、とても良いネタ探しです。
Search Consoleを利用する
Search ConsoleはSEOでアクセスを獲得するためには、欠かせないツールの一つです。
もし、まだ使用していない方は、「【初心者】Google Search Consoleの設定、登録、使い方を解説!できない場合の対処方も!」こちらの記事で、設定方法や基本的な使い方について解説しています。
Search Consoleはご存知の通り、自分のブログがGoogle検索のどういったキーワードで表示されるか、どういったキーワードでアクセスがあるかを見ることができるツールです。
例えば、ある期間のデータを見たときに、
ハゼ 釣り エサ
ハゼ釣り 方法
ハゼ釣り 難しい
といったキーワードが並んでいたとします。
ハゼ 釣り エサ
ハゼ釣り 方法
に関しては、記事を作っているが、
に関しては、そういった記事を作っていないといったケースがあります。
こういったキーワードは、
という具合に、新しい記事のネタになります。
ちなみに、上記のように”記事がないのに、Search Consoleに表示されているキーワード”は、SEOで上位表示が狙えるキーワードである可能性が高いです。
この方法をまだ実践していない人は、ぜひ試してみてください!
Google Analyticsを利用する
Google AnalyticsもSearch Consoleと同じくGoogleが提供するサイト分析ツールです。
Googleアナリティクスは、各記事のアクセス数、記事ごとの滞在時間、直帰率など、さまざまな情報を見ることができます。
Google Analyticsを使って記事のネタを探す方法はいくつかありますので、一例を紹介します。
よく読まれている記事は、それだけニーズがあるということです。そのテーマについて知りたいユーザーが多いと考えられるため、関連するテーマで記事を書きます。
他のページを見ずに直帰してしまうユーザーは、記事の内容に満足していない可能性が考えられるます。ブログ内のコンテンツを充実させるため関連するテーマで記事を書きます。
滞在時間が長い記事は、しっかり読まれているということです。関連したテーマをより充実させることでユーザーの満足度が高まる可能性があります。
上記は一例です。Google Analyticsはとても高度な分析ができるツールですので、さまざまな角度からブログ記事のネタを見つけることができます。
Yahoo!知恵袋を検索する
Yahoo!知恵袋は記事のネタ探しにはピッタリです。
例えば、ブログのテーマとして「お菓子づくり」を取り扱っているとします。Yahoo!知恵袋で「お菓子づくり」と検索すると、以下のような質問が出てきます。
お菓子作りをしてみたいのですが、オーブントースターとオーブンレンジ値段が同じだとしたら、どちらを買うべきなのでしょうか?
お菓子作りに使えるフードプロセッサーのオススメを教えてください。
引用:Yahoo!知恵袋
知恵袋で関連する質問を見ていると、自分では想像もつかなかった質問やテーマを見つけることができます。
上記のような質問内容を参考にすれば、ユーザー目線にたったブログ記事を作成することができます。
また、反響の多い質問や、同じような質問が複数されているものなら、それだけその質問に関して興味のある方が多いということでもあります。しっかり記事を書けばアクセス増加になるかもしれません。
SNSで検索する
Twitter、InstagramといったSNSも、ネタ探しにとても役立ちます。
SNSを使って、ブログのテーマに沿ったキーワードで検索すれば、そのキーワードに関連する情報が見つかります。
表示された情報をもとにしてブログ記事を書けば、ネタ切れを解消できます。
ちなみに同じSNSでも、Twitterはその時、話題になっているトレンド情報が多いという特徴があります。そのためトレンドブログを運営している方や、時事ネタをもとにブログを作成している人におすすめです。
また、InstagramはTwitterと比べると、情報の鮮度よりもハッシュタグや検索キーワードとのマッチ度が高いものが表示される傾向にあります。そのため、特定の事柄を専門に取り扱う「専門ブログ」におすすめです。
マンダラチャートを利用する
マンダラチャートとは、正方形をいくつも組み合わせた9つマス目を利用して、アイデアを拡大したり、情報を整理したりする手法のことです。
例えば、ブログのテーマが電化製品だったとします。まず9つのマスの中心に、軸になるキーワードを記入します。今回は「掃除機」を中心に入れてみます。
続いて、「掃除機」と記載した中心のマスの周りのマスに、掃除機から連想されるキーワードを書き出します。
周りの8マスを埋めることができたら、中心のキーワードと、周囲のキーワードを組み合わせてブログの記事にできそうなネタはないか探します。
この例では、
掃除機 一人暮らし
掃除機 最新
掃除機 おすすめ
掃除機 軽い
掃除機 安い
掃除機 車載
掃除機 おしゃれ
がキーワードになります。
また、もう一つ外側に同じマスをくっつけ、以下の画像のようにキーワードをどんどん拡大していくこともできます。
この方法は自分のアイデアでブログ記事のネタを探す方法です。そのため、これまで誰も思いついていないネタが見つかる可能性があります。
他人のブログを読む
他人のブログを読んで、ネタを探すのもの一つの方法です。
アメーバブログやはてなブログなどのブログサービスは、サービス内のブログ記事をキーワードで検索できます。
ブログにテーマを決めている人は自分のブログテーマで検索し、特にテーマがない場合は有名なブロガーの記事を読んでネタを探します。
有名なブロガーの記事を読む場合の注意点ですが、芸能人やタレント、どこかの大学の教授といった、「もともと知名度が高い人」のブログはなるべく参考にしないようにしましょう。
こういった方のブログは、書いている人に付加価値があるブログなので必ずしもブログとして良い内容とは言えません。
そのため、ブログで有名になったいわゆるブロガーさんの記事を参考にすると良いでしょう。
キーワードをひたすら書き出す
どうしてもブログのネタが見つからないというときは、パソコンやスマホのメモ帳に、ブログのネタになりそうなキーワードをひたすら書き出すというのも一つの方法です。
大量にキーワードを書き出せば、必ずブログのネタになるキーワードが見つかるはずです。
この方法を実践する際の注意点は、以下の2点です。
- 思い浮かんだキーワードは全部書く
- 5分、10分などの時間を決めて行う
この方法を実践しようとすると「このキーワードは前に書いたかも」、「このキーワードでは記事はかけないなー」など、思い浮かんだキーワードに対して、書き出す前に自分の中で否定してしまうことがあります。
この方法のポイントは、”思いつく限り全部書き出すことで、思いがけないキーワードを発見する”ということにありますので、書く前に頭を使っていてはブログネタにはたどり着きません。
また、時間を5分、10分などと決めて行うこともポイントの一つです。時間を区切ることによって、キーワードを絞り出すことができますので、思いがけないブログネタと出会える可能性が高まります。
そもそも、ブログ運営でネタ切れは良くない!?
ここまでで、ブログ記事のネタが見つからない場合の対策について詳しく紹介しました。
しかし、もしあなたがブログで集客を行ったり、アフィリエイトなどでお金を稼ごうと考えているとしたら、ネタ切れは良いことではありません。
ここからは、そもそもネタ切れを起こしてしまう理由とそのデメリットについて説明します。
ネタ切れ=テーマや運営方針が決まっていない証拠
ブログを運営する上で、テーマを明確にすることはとても重要です。
例えば、集客ブログを運営する場合なら、お客様になるであろう人が読みたい記事を作成しなければいけません。
また、アフィリエイトなどで稼ぐ場合も、その商材を購入する可能性が高い人が読みたい記事でなければいけません。
つまり、「どんなテーマでどんな記事を用意するべきか、あらかじめ決まっている必要がある」ということです。
逆に言えば、あらかじめテーマや用意する記事が決まっていないブログで成果を出すことはできません。
ネタ切れを起こすブログは続かない
ネタ切れを起こして悩むような運営をしているブログは絶対に続きません。
「気合と根性で乗り越えるんだ!」という方もいるかもしれませんが、おそらく無理だと思います。
なぜならば、ネタ切れを起こすような運営をしているブログは、集客したり、アフィリエイトで稼いだりといった成果を出すことができないからです。
20年前なら、ブログを続けているということだけでも、飯が食えたかもしれませんが誰でも簡単にブログが始められるようになった今、気合と根性だけで続けたブログは価値がありません。そのため、運用方法を見直さないと、必ずブログを辞めたくなってしまいます。
ネタ切れを起さない正しい運営方法
ネタ切れを起こさない運営方法について紹介します。
私は、広告代理店でいくつもメディアの運営をしています。そこで培ったノウハウをもとに解説しますので、ぜひ、参考にしてみてください。
ブログのテーマを決める
ブログの運営において最も重要なことは、ブログのテーマを明確にすることです。
もし、あなたが「釣り」に関するブログを運営するとします。多くの方はブログを始める前によく検討せず「よし、釣りに関するブログを始めよう!」と漠然とスタートします。
しかし、一口に「釣り」といっても、海釣り、川釣り、池釣りなどがありますし、ルアー釣りもあれば、エサ釣りもあります。更に、アユやヤマメといった清流の小さな魚もいれば、ブリやスズキといった海の大型魚もいます。
本当にブログのテーマが「釣り」なら、海釣り、川釣り、池釣り、ルアー釣り、、、といった内容を全部網羅しなければいけません。
あなた一人で書くとしたら、何十年あっても完成することはないでしょう。このようなテーマは明確なテーマとは言えません。
では、どんなテーマが明確なテーマなのかというと、
などです。
ここまで、テーマが明確になれば、具体的に用意するべき記事の内容も見えやすくなります。
また、もし万が一ブログのネタが無くなりそうになっても、ユーザーの立場に立って考えれば自ずと必要なテーマが見えてきます。
ブログでネタ切れを起こさない正しい運用の第一歩は、ブログのテーマを明確にすることです。
キーワードリストを作成する
ネタ切れしないブログ運営でもう一つ重要なことは、キーワードリストを作成することです。
キーワードリストとは、エクセルなどにブログ記事で使用するキーワードをリスト化したものです。キーワードリストを随時更新していけば、ネタ切れに直面して慌てたり、頭を悩ませることはありません。
そして、このキーワードリストを作成するためには、ブログのテーマが明確でなければいけません。
キーワードリストの作成方法は、とても簡単です。
最初にブログのテーマに沿ったキーワードを思いつく限り書き出します。そして、そのキーワードのサジェストキーワードを探して入力していきます。
サジェストキーワードとは、検索エンジンの検索窓にキーワードを入力した際に、表示される関連キーワードのことです。
例えば「マウス」というキーワードがあったとします。「マウス」と検索窓に入力すると、
マウス ワイヤレス
マウス おすすめ
マウス ロジクール
マウス 有線
マウス かわいい
マウス Bluetooth
といったキーワードが表示されました。
このキーワードをキーワードリストに書き込むだけで、もう9つのブログネタが用意できました。
同様の手順で、他のキーワードのサジェストキーワードを取得していくと、すぐに大量のブログネタが用意できます。
キーワードリストに沿って記事を作成する
キーワードリストができたら、あとはキーワードリストに沿って記事を書いていくだけです。
もちろん、キーワードリスト以外に優先的に書いたほうが良いテーマがあればそちらを優先して作成しても構いません。
キーワードリストをしっかり作成しておけば、ブログのネタ切れに陥ることはなくなります。
また、記事数が増えて来ると、以前書いた記事とうっかり重複した内容で記事を作成してしまうこともありますが、キーワードリストを使っていればそういったことも防げます。
なお、もしキーワードリストの残りが少なくなってきたら、定期的にキーワードを見直し追加していくようにしましょう。
これが、ネタ切れを起こさない正しいブログ運営です。
正しいブログ運営でネタ切れを解消しよう!
この記事では、広告代理店でSEOコンサルタントとして働く私が、SEO的な観点も踏まえ、ブログ記事のネタ探しの方法について詳しく紹介しました。
ブログは本来、日記のような役割のものですので、自分の書きたいことを書けば問題ありません。
しかし、集客のためや利益のためにブログを運営していると、どうしてもネタ切れという問題に遭遇してしまいます。
いつもブログのネタがなくて困るという方は、この記事を参考に「そもそも、ネタ切れを起こさない運営方法」を実践してみてください!