ブログを書こう!とパソコンの前に座っても、記事作成に慣れていないと、なかなかスムーズには行きません。
ブログの記事構成にはいくつかのパターンがあり、それらを知っているだけで、スラスラと記事がかけるようになります。
この記事では、SEOディレクターとして年間100本以上の記事ディレクションを行い、自分自身も記事を書き続けて7年目となる かずたか@ウェブ解析士 が記事がスラスラ書けるコツを紹介します。
特に、集客記事やアフィリエイト記事で使用される型や書き方を、中心に解説しています。

かずたか@ウェブ解析士
SEO、MEO、コンテンツマーケティングが専門のWEBディレクターです。オウンドメディア集客が得意で、1年間でPV数200%UP、問い合わせ数270%UPなど実績も多数。中小企業や個人向けの集客ノウハウを発信しています。
【保有資格】ウェブ解析士協会 認定ウェブ解析士、全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Twitter/@kazutaka_wmn
目次
記事構成の種類
一般的に、集客やアフィリエイトなどで使用される記事の構成には、以下の3つのパターンがあります。
- 三段構成型
- PREP型
- リスト型
それぞれ詳しく見て行きましょう。
三段構成型
三段構成型は、最も基本的で、オールマイティに使える記事構成です。
文章全体が、序論、本論、結論の3つの要素に別れており、
序論 → 主張、文章で述べたいこと
本論 → 主張の根拠や関連するデータなど
結論 → 主張のまとめ
といった構成になります。
論文など、相手を説得するようなシーンでも用いられる型のため、自社商材の紹介やアフィリエイトブログなどでも活用されています。
また、本論に記載する内容については特に制限がなく、必要な情報を盛り込める構成のため、長文の作成にも向いています。
PREP型
PREP型は、ビジネス文章などで用いられる構成です。
Point(結論)
Reason(理由)
Example(具体例)
Point(結論)
上記のように、結論、理由、具体例、結論という流れになっているため、主張をストレートに相手に伝えることができます。
しかし、この構成は~1,000文字程度の短い文章では、使いやすいですが、SEOを意識した5,000文字以上の比較的長いブログ記事では、少し使いづらいです。
そのため、記事全体では三段構成を利用し、部分的にPREP型を取り入れて作成する方法がおすすめです。
その際にも、何度も繰り返して使うと文章が単調なリズムになり、読者飽きやすくなってしまいます。適度にバランスを見ながら取り入れるのがポイントです。
リスト型
リスト型は商品やサービスを複数紹介するような、記事でよく利用されます。
導入
情報1
情報2
情報3…
まとめ
例えば、おすすめの本ランキングを紹介します、おすすめ1、おすすめ2、おすすめ3…といった使い方をします。
シンプルな構造なので、初心者の方でも書きやすい反面、複雑な主張するような記事には不向きです。
アフィリエイトサイトでは、おすすめのサービス○選、○○サービスランキング、といったコンテンツがよく使われます。
こういった記事の構成としては、利用しやすいので覚えておきましょう。
長文ほど要素ごとに細かく分けて考えよう!
ブログ記事がスラスラかけない!という方の殆どは長文に慣れていないということがあります。
また、長文に慣れていないと、読み返したときに、最初書きたかったことと、結論がずれてしまっているということもあります。
記事を書く際は、なんとなくのイメージで書くのではなく、要素ごとに細かく分けて考えるようにしましょう。
具体的には、記事を書く前に、素ごとに何を書くか整理します。さらに本文では、見出しを用いて書く内容をまとめてから、書き始めましょう。
例え10,000文字の記事でも、細かく分解すると~1,000文字程度の短い文章の集まりです。
しっかり要素ごとに分けて、考えることでスラスラと長文がかけるようになるのです。
ブログ記事の基本構成
ここからは、ブログの記事でもよく使われる「三段構成」をもとに、ブログ記事の基本構成と書き方を紹介していきます。
ブログの基本構成は、
- 導入文(序論)
- 記事本文(本論)
- まとめ(結論)
の3段が基本です。
導入文(序論)
ブログ記事の導入文は、すぐに離脱してしまうユーザーを引き止めるために重要な要素です。
そもそも、ブログ記事は他の媒体と違って、読まれにくい性質があります。
というのも、ブログは無料の媒体で有料の書籍などとは違います。
そのため
「記事を開いたけど、読まずに別のページに移動した」
「少し読んでみたけど、つまらなさそうだったから読まずに閉じた」
といった行動が起きやすいです。
記事本文(本論)
記事本文の最大の目的は「ユーザーの満足感を高めること」です。
例えば、集客用のブログ記事でも、ユーザーが記事の内容に満足し、好印象を持たなければ集客できません。
アフィリエイト記事でも、記事の内容に満足し、好印象を持たなければ、紹介している商品の購入へは繋がりません。
そのため、記事本文ではユーザーの立場で、有益な情報をわかりやすく伝えることが重要です。
まとめ(結論)
ブログ記事のまとめは、別の記事への誘導、商品やサービス紹介といった意味で重要な要素です。
前提として、ブログ記事を読むユーザーは、必要なところだけをかい摘んで読みます。また、自分の知りたい情報を知ることができたら、記事の途中でページを離脱してしまうこともあります。
つまり、まとめ部分までしっかり読まれるということは稀ということです。
そんな中で、まとめ部分まで読み進んでいるユーザーは、記事の内容に満足し、興味関心を持っているということでもあります。
記事に対して好感を持っているユーザーですので、「おすすめの記事はこちら!」「当社のサービスは…」といった紹介文でも、読む確率が高いと考えられます。
しっかり良い記事を書いたら、まとめ部分も手を抜かず、ユーザー目線で作り込みましょう。
記事要素ごとの書き方
ここからは、記事要素ごとの具体的な書き方について解説します。
導入文(序論)の書き方
導入部分は一般的に、以下のような構成が良いとされています。
1.記事で取り扱っている課題や問題点を提示する
2.解決策を簡単に説明する
3.なぜ解決できるのか根拠を示す
4.どんな記事なのか一言でまとめる
1.記事で取り扱っている課題や問題点を提示する
リード文を読んでいる段階の読者は、記事に対して「この記事には、自分の知りたいことが書いてあるかな?」という疑問を持っています。
その疑問に対して、「この記事にはあなたが知りたいことが書いていますよ!」と伝えるのがこのパートの役割です。
そのため、記事のテーマとして取り扱う課題や問題点を簡潔に提示しましょう。
2.解決策を簡単に説明する
そもそもインターネットの利用者はせっかちです。結論が先延ばしにされたり、どうでもいい話が書いてあると、すぐに記事から離脱します。
そのため、先に提示した課題や問題点に対する解決策を簡単に説明し「読みすすめると良いことがあるよ」ということをここで伝えます。
3.なぜ解決できるのか根拠を示す
提示した解決策を読んだ読者は「本当にその解決策を信用しても良いのかなー」
と更に疑問を持ちます。
その疑問に対して、解決策が信用できる根拠を示し、納得感を与える一文を添えます。
4.どんな記事なのか一言でまとめる
ここまでの情報で、ある程度、読者を引きつけることができているはずです。
あとは、記事の内容を一言でまとめ、本文へと誘導します。
【リード例文】
タイトル:誰も教えてくれない、りんごの皮の上手なむき方
リード文:「りんごの皮が上手にむけない」とお悩みではありませんか?
実は、包丁の角度に気をつけるだけで、かんたんにりんごの皮はむけます。
私は、10年間銀座のレストランで働き、1万個以上のりんごをむきました。
この記事では、10年間の経験を持つ私が「りんごの皮の上手なむき方」について紹介しています。
本文(本論)の書き方
本文はブログ記事のメインコンテンツです。本文を書く際によく利用される書き方は「PREP法」です。
先にも紹介しましたが、PREP法は結論、理由、具体例、結論の流れで文章を作成する方法です。
この方法は、主張を伝えるために良い構成と言われています。また、この構成で作成すると説得力のある文章を作成することができます。
ちなみに、本文で取り扱う結論は一つではなく、見出しごとでいくつかの内容を取り扱うこともあります。
そういった場合は、必ずしも4つの要素すべてを記載するのではなく、適宜不要な要素を省略しながら、文章が単調にならないようまとめることが重要です。
1.結論
結論を最初に提示します。
最初に結論を示すことで、あとの文章が読みやすくなります。
2.理由
先に述べた結論に対して、その結論に至った理由を記載します。
理由を記載することで理解を促し、説得力のある文章になります。
3.具体例
更に理解を促すために、具体例を示せる場合は、こちらで紹介します。
4.もう一度結論
最後に、もう一度結論を記載します。
これにより、結論が読者の印象に残りやすくなります。
【本文例文】
ダイエットは、食事制限が最もおすすめです。
なぜなら、運動でカロリーを消費するよりも、食事を減らしてカロリー制限するほうが簡単だからです。
例えば、ダイエットに効果があるとされるランニングは、頑張って40分走っても消費するカロリーはお茶碗1杯分です。
しかも毎日40分ランニングするのは相当きついです。
その点、食事制限なら1日3食のうち、1食ご飯を抜くだけでランニング40分と同じ効果が得られます。
また、毎日継続しても余計な時間はかかりませんし、肉体的な負担も少ないです。
したがって、ダイエットをするなら食事制限が最もおすすめです。
どうでしょうか。話の筋道が見えやすく、主張が理解しやすいのではないでしょうか。
まとめ(結論)の書き方
最後は、記事のまとめの部分です。
基本的にまとめは、あまり読まれません。なぜなら、ほとんどのユーザーが記事の途中で離脱してしまうからです。
私の経験上、一般的なブログ記事の場合、まとめまでしっかり読んでくれる読者は10%以下です。
しかし、だからといって手を抜いて良いわけではありません。
というのも、記事のまとめ部分まで読んでいる読者は、ブログの記事が気に入った、また参考になったと思っていることが多く、なにかを宣伝するにはピッタリのユーザーだからです。
以下の書き方を理解して、良いまとめを作成しましょう。
1.簡単に本文をまとめる
ここまでの記事の内容を整理し、簡単にまとめます。
このとき、記事の重要なポイントを箇条書きにし、読者の印象に残りやすいように工夫しましょう。
2.記事の内容で解決できる悩みについて再度提示する
そもそも、読者は何らかの悩みを持って、記事を読み始めています。
そして、その悩みが解決できるかもしれないという期待感を持って、記事を読み進め、まとめまでたどり着いています。
ここで「あなたが持っていた悩みは、これで解決されましたね」と明言することによって、読者の満足感がより高まります。
3.CTAを置いておく
ここまでの流れで、読者の満足感はある程度高まっており、記事の内容についても信頼感を感じている状態です。
ここで、宣伝したい商品やサービス、他に読んでほしい記事などのリンク(CTA)を設置することによって、コンバージョンを獲得したり、サイトの回遊性を高めたりという効果が期待できます。
【まとめ例文】
この記事では、上手なりんごの皮のむき方について紹介しました。
りんごの皮を上手にむくコツは、以下の3点です。
- 包丁の角度をりんごに対してできるだけ浅くする
- よく切れる包丁を使う
- 重さのある包丁を選ぶ
これで、何度か練習すれば、バッチリりんごの皮が上手に向けるようになるはずです。
ちなみに、りんごの皮が簡単で、きれいに剥けるピーラーを「りんごが簡単に、きれいにむける魔法のピーラー」で紹介しています!
よかったらこちらの記事もお読みください!
見出しを理解して、記事の内容を整理しながら書く
ここまでで、慣れていない方でもスムーズに記事作成ができる書き方について解説しました。
もし、3,000文字~の長文の作成を考えている人は、ついでに見出しの使い方を理解すると、書くべき内容が整理でき、長文もスラスラ書けるようになります。
ブログで記事を作成する際には、トピックスごとに見出しを振って作成します。
一般的にブログで使用される見出しには、見出し1~見出し6までがあり、それぞれソースコードではH1~H6と表現します。
最も、上位の概念である見出し1(H1)は、記事のタイトルに該当します。そのため、見出し1(H1)記事中では1度しか使いません。
続いて、大見出しに該当するものが見出し2(H2)です。見出し2は通常、最も使用頻度が高いタグになります。
見出し3(H3)~見出し6(H6)は数字が小さいものから順番に適宜使用します。
実際に記事の構成で使う場合は、以下のように使用します。
あらかじめ、記事で書く内容を見出しごとにまとめ、構成案を作成しておくと長文が、スラスラと書けるようになります。
見出し1:記事タイトル
見出し2:見出しタイトル
∟見出し3:中見出しタイトル
∟見出し3:中見出しタイトル
∟見出し3:中見出しタイトル
∟見出し4:小見出しタイトル
∟見出し4:小見出しタイトル
見出し2:見出しタイトル
見出し2:見出しタイトル
見出し2:見出しタイトル
まとめ
この記事では、ブログの記事作成に慣れていな方でも、スラスラ記事が書ける、ブログ記事の書き方について紹介しました。
スラスラ記事を書くためのポイントは、
- 三段構成型、PREP型などの基本構成を意識する
- 導入文(序論)、記事本文(本論)、まとめ(結論)ごとの書き方を意識する
- 長文を書く際は、あらかじめ構成案を作成しておく
という3点です。
これさえできれば、あとは繰り返し記事を書いていくだけで、どんどん記事作成が上達します。
今回の内容を参考に、ぜひたくさん記事を作成してみてください!